浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

He has gone to the Neverland.

2009-06-26 23:15:45 | 音楽
ほら、実話を基にした伝記映画ってあるじゃないですか。

ざっと思いつくだけでも「レイ(ジェイミー・フォックスがレイ・チャールズ役)」とか「アリ(ウィル・スミスがモハメド・アリ)」とか。

僕が無条件で「いい!」と思う映画の要素のひとつが「脈絡なく歌いだす」というのがあるんです。いや、たとえばステージシーンとかで脈絡があってもいいんだけど、理想はいきなり歌いだすのがいい。

「ブルースブラザーズ」でいきなりウェイトレス役のアリサ・フランクリンが「Think!」って歌いだしたりさ。「リトルショップ・オブ・ホラーズ」で歯医者役のスティーブ・マーチンが歌ってたりね

となるとさ、やっぱり「見たいなぁ」と思うのは音楽関係の伝記映画ですね。

フレディ・マーキュリーなんてそろそろ実際企画でてんじゃないの?とすら思うしね。

で、たぶん数年のうちには彼の映画も出来るんだろう。



たぶんタイトルは「KING OF POP」か「Black or White」、シンプルに「マイケル」でもいいか。

マイケル・ジャクソンがばりばり売れまくっていたのって僕らよりちょっと上の世代じゃないかな。白手袋して。

僕らが洋楽を聞き出したときには「えー、今更マイケル・ジャクソン?」って感じもなくは無かった。

でもね、今、聞くと特に「デンジャラス」以降ってかなりいいよ。

象徴的なエピソードがあって。

明石家さんまと糸井重里。

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(とにかくさんまは周囲の期待にこたえたい、という話に続いて)

さんま いや、それは、ほんとは、
期待に応えちゃダメなんですけどね。
もう、ぼちぼち年齢的にも。

糸井 いや、そこはだから、
笑いのおかげで、できてるともいえますよね。
二枚目でその期待されてたら
もっとキツいと思うんですよ。

さんま ああ、そりゃ、もちろん。はい。

糸井 二枚目でそういう状況だと、
マイケル・ジャクソンに
なっちゃうと思うんですよ。

さんま クワー(笑)。
いや、でも、あのね、
近いですよ、マイケル・ジャクソン。

一同 (爆笑)

さんま 近いです、近いです。かなり近いです。
あの、桁とか規模は大きく違いますけど、
かなりマイケル・ジャンクソンって‥‥。

糸井 近い?

さんま 近いと思いますよ。わかりますもん。
自分を追い込んでいってしまったんだろうとか。

糸井 マイケル・ジャクソンも、
マイケル・ジャクソンというシステムの中で
期待に応えてますよね。

さんま はい。
あの、遊園地作ったときにね、
ちらっと思いましたね。
ああ、この人ここに助けを求めたんだ、と。
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もし、マイケル・ジャクソンの伝記映画が出来るなら、深刻なシーンは一切なしにして、突然みんなが好き勝手に歌って踊りだす、ブルース・ブラザースみたいな映画にしてほしいなぁ。

それくらいの「助け」はあってもいいじゃないですか。

彼に「助け」はあったのかな?

多くの人が、ほんとに多くの人が彼に助けられたのは間違いないだろうけど。

Rest in peace.
コメント (5)
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