昔、大学の授業で「その文化と近いものは単語のバリエーションが多くなる」というのを習った。英語学概論かな?言語学特講かな?
たとえば日本語で「雪」というのはバリエーションが少なくて、色々言い表そうとするとそれに別の言葉をくっつけるしかない(概ね、ね)。たとえば雪+小さいで、「小雪」とか。
一方、イヌイットは雪の多い地方に住んでいるわけで、雪との関係が深い。だからイヌイットの言葉には「冬に降る雪」「積もった雪」「ぱらぱらと舞う雪」…というのなど色々な単語があるんだって。
日本でも「雨」を表す言葉は多いよね。「さみだれ」「つゆ」「こさめ」「しぐれ」「ゆうだち」…。
「同じ字を 雨雨雨と 雨て読み」って川柳もあるくらいでね。ちなみに読み方は「同じ字を アメ、サメ、ダレ、とグレて読み」だって。
やっぱ日本は雨が多いし、農耕民族も多かったから雨は文化に近かったんだろうな。
米もそう。コメ、ご飯、もち、と形を変える毎に単語が変わる。
イタリア語だと「パスタ」を表す言葉が多いんじゃないかな。
厳密に言うと日本でよく食べられている1.8mmくらいのパスタはスパゲティではなくて「スパゲッティーニ」なんだって。スパゲティは2.0mmくらい。
更に細いのは「カッペリーニ(=髪の毛)」、「カッペリーニ・ダンジェロ(=天使の髪の毛)」なんて言うんだよね、ほんとは。
だからざっとwikiっただけでも「スパゲティ」「スパゲッティーニ」「フェデリーニ」「リングイネ」「タリアテッレ」…などなど色々出てくる。これにマカロニだのラザニアだのニョッキだのもパスタとして加わってくるわけだからすごいよね。
今でこそ、「タリアテッレ」なんて日本でも一般的になったけど僕の子供の頃はそういうの全部「スパゲティ」でしたよ。そもそも「パスタ」じゃなくて「スパゲッティ」。ちっちゃい「ッ」を入れる感じね。
なんでこんなこと考えているかと言うと、こないだ、親戚の子供が高校入学が決まって少ないけどお祝い金渡したら内祝いとしてパスタとパスタソースもらったんです。
なんか代官山にある「イータリー」というイタリア食材店に行って来たみたい。
(ネットから)
イータリーというのはイタリアのトリノに本店があるスーパーなんですって。
もらったのに入ってたのが「パッパルデッレ」というパスタ。
調べてみると「タリアテッレ」よりも幅広で、その幅なんときし麺の倍。
「pappare」はイタリア語で「豪快に食べる」「食いしん坊」って意味だって。「-are」だから動詞のはずなのに「食いしん坊」という名詞になるのはなぜなのかしらん?最近、イタリア語さぼってるからなぁ。
パスタソースのほうはバジルソースとトマトソース。
こういうね、イタリア食材店で買う瓶に入った本格的なソースは圧倒的に美味しいの!そんなのわかってるの!
というわけでバジルソースを使ってツナとバジルのスパゲッティーニやトマトソースでカニ缶のスパゲッティーニを作って「Buono,Buono!」と食べてたわけです。
が、メインのパッパルデッレのほうはなかなかタイミングが無くて食べられないのね。やっぱこれくらいのしっかりしたパスタならちゃんと料理したいし。
たぶんこってこてのほうがパスタとよく絡んでいいんだろうなぁ。ということはローマ風本格カルボナーラ作ってみようかなん、でもそうなるとイタリアのチーズやハムも欲しいし、、と思って僕もイターリーに行ってきました。
代官山駅からすぐ。
テラス席があってほんとは天気がよければ最高なんだろうけどねぇー。
中に入るとイタリア直輸入のお菓子、いい小麦で作ったパン(そこで焼いてる)、パスタ(乾燥のと生のやつ)、瓶詰めのソース、チーズ、ハムなんかが並んでる。
もーう、どれも美味しそうでさー。
パンだのチーズだのが試食できるんでぱくぱく食べた。
やっぱパンがおいしいんだよね。
とりあえず生のラビオリ、チーズ、乾燥パスタ、パンなんかをゲット。
店内にはイートインスペースもあって、ワイン、パスタ、ピザなんかが食べられる。残念ながらおなか空きすぎてここに来る前に軽く食べちゃってたんで、ここではワインと生ハムくらいで勘弁してあげる。プラス一人200円でパンとオリーブオイル、水が頼み放題。パンをぎゅっとオリーブオイルにつけて食べたらこらもう美味しかったよ。「美味しいオリーブオイルってこんなに美味しいのか!」と目からウロコが落ちてテーブルに積もって払うのが大変だった。本当に新鮮な緑の味というか、自然の味というか。
買ってきた乾燥パスタはこんなの。
かなり大き目のもの。これ茹でて牛タンシチューなんかの添え物にしたらいいよね。袋には「Il pastaio di Gragnano」って書いてある。調べてみたら「Gragnanoにあるパスタ屋」って意味だって。そうか、これはブランド名だな。で、下にCalamariとある。えーっとCalamariってイカのことだよなぁ多分。イカが混ぜ込んであるのかしらん。
買ってきたラビオリは生なんですぐ晩御飯にする。
従姉妹にもらってあまってたトマトソースにツナを入れてソースにしてみた。パンもイータリーで買ったやつ。
たぶんラビオリと餃子って先祖一緒だよね。考えてみればパスタと中華麺も一緒な気がするし。シルクロードを渡ったのか、それともモンゴル帝国が広げたのか。。。もぐもぐ。
続いて次の日はCalamariと言うパスタをミートソースで食べてみる。
ミートソースは缶詰の。そのまま使うのも味気ないので冷凍しといたひき肉をオリーブオイルとニンニクで炒めてそれに混ぜてちょっと具だくさんにしてみました。このパスタはイカの味はしないよなぁ、あ、形がイカの輪切りに似てるからかな。。。もぐもぐ。
たとえば日本語で「雪」というのはバリエーションが少なくて、色々言い表そうとするとそれに別の言葉をくっつけるしかない(概ね、ね)。たとえば雪+小さいで、「小雪」とか。
一方、イヌイットは雪の多い地方に住んでいるわけで、雪との関係が深い。だからイヌイットの言葉には「冬に降る雪」「積もった雪」「ぱらぱらと舞う雪」…というのなど色々な単語があるんだって。
日本でも「雨」を表す言葉は多いよね。「さみだれ」「つゆ」「こさめ」「しぐれ」「ゆうだち」…。
「同じ字を 雨雨雨と 雨て読み」って川柳もあるくらいでね。ちなみに読み方は「同じ字を アメ、サメ、ダレ、とグレて読み」だって。
やっぱ日本は雨が多いし、農耕民族も多かったから雨は文化に近かったんだろうな。
米もそう。コメ、ご飯、もち、と形を変える毎に単語が変わる。
イタリア語だと「パスタ」を表す言葉が多いんじゃないかな。
厳密に言うと日本でよく食べられている1.8mmくらいのパスタはスパゲティではなくて「スパゲッティーニ」なんだって。スパゲティは2.0mmくらい。
更に細いのは「カッペリーニ(=髪の毛)」、「カッペリーニ・ダンジェロ(=天使の髪の毛)」なんて言うんだよね、ほんとは。
だからざっとwikiっただけでも「スパゲティ」「スパゲッティーニ」「フェデリーニ」「リングイネ」「タリアテッレ」…などなど色々出てくる。これにマカロニだのラザニアだのニョッキだのもパスタとして加わってくるわけだからすごいよね。
今でこそ、「タリアテッレ」なんて日本でも一般的になったけど僕の子供の頃はそういうの全部「スパゲティ」でしたよ。そもそも「パスタ」じゃなくて「スパゲッティ」。ちっちゃい「ッ」を入れる感じね。
なんでこんなこと考えているかと言うと、こないだ、親戚の子供が高校入学が決まって少ないけどお祝い金渡したら内祝いとしてパスタとパスタソースもらったんです。
なんか代官山にある「イータリー」というイタリア食材店に行って来たみたい。
(ネットから)
イータリーというのはイタリアのトリノに本店があるスーパーなんですって。
もらったのに入ってたのが「パッパルデッレ」というパスタ。
調べてみると「タリアテッレ」よりも幅広で、その幅なんときし麺の倍。
「pappare」はイタリア語で「豪快に食べる」「食いしん坊」って意味だって。「-are」だから動詞のはずなのに「食いしん坊」という名詞になるのはなぜなのかしらん?最近、イタリア語さぼってるからなぁ。
パスタソースのほうはバジルソースとトマトソース。
こういうね、イタリア食材店で買う瓶に入った本格的なソースは圧倒的に美味しいの!そんなのわかってるの!
というわけでバジルソースを使ってツナとバジルのスパゲッティーニやトマトソースでカニ缶のスパゲッティーニを作って「Buono,Buono!」と食べてたわけです。
が、メインのパッパルデッレのほうはなかなかタイミングが無くて食べられないのね。やっぱこれくらいのしっかりしたパスタならちゃんと料理したいし。
たぶんこってこてのほうがパスタとよく絡んでいいんだろうなぁ。ということはローマ風本格カルボナーラ作ってみようかなん、でもそうなるとイタリアのチーズやハムも欲しいし、、と思って僕もイターリーに行ってきました。
代官山駅からすぐ。
テラス席があってほんとは天気がよければ最高なんだろうけどねぇー。
中に入るとイタリア直輸入のお菓子、いい小麦で作ったパン(そこで焼いてる)、パスタ(乾燥のと生のやつ)、瓶詰めのソース、チーズ、ハムなんかが並んでる。
もーう、どれも美味しそうでさー。
パンだのチーズだのが試食できるんでぱくぱく食べた。
やっぱパンがおいしいんだよね。
とりあえず生のラビオリ、チーズ、乾燥パスタ、パンなんかをゲット。
店内にはイートインスペースもあって、ワイン、パスタ、ピザなんかが食べられる。残念ながらおなか空きすぎてここに来る前に軽く食べちゃってたんで、ここではワインと生ハムくらいで勘弁してあげる。プラス一人200円でパンとオリーブオイル、水が頼み放題。パンをぎゅっとオリーブオイルにつけて食べたらこらもう美味しかったよ。「美味しいオリーブオイルってこんなに美味しいのか!」と目からウロコが落ちてテーブルに積もって払うのが大変だった。本当に新鮮な緑の味というか、自然の味というか。
買ってきた乾燥パスタはこんなの。
かなり大き目のもの。これ茹でて牛タンシチューなんかの添え物にしたらいいよね。袋には「Il pastaio di Gragnano」って書いてある。調べてみたら「Gragnanoにあるパスタ屋」って意味だって。そうか、これはブランド名だな。で、下にCalamariとある。えーっとCalamariってイカのことだよなぁ多分。イカが混ぜ込んであるのかしらん。
買ってきたラビオリは生なんですぐ晩御飯にする。
従姉妹にもらってあまってたトマトソースにツナを入れてソースにしてみた。パンもイータリーで買ったやつ。
たぶんラビオリと餃子って先祖一緒だよね。考えてみればパスタと中華麺も一緒な気がするし。シルクロードを渡ったのか、それともモンゴル帝国が広げたのか。。。もぐもぐ。
続いて次の日はCalamariと言うパスタをミートソースで食べてみる。
ミートソースは缶詰の。そのまま使うのも味気ないので冷凍しといたひき肉をオリーブオイルとニンニクで炒めてそれに混ぜてちょっと具だくさんにしてみました。このパスタはイカの味はしないよなぁ、あ、形がイカの輪切りに似てるからかな。。。もぐもぐ。