浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

常設だって楽しめる。

2009-06-17 21:15:15 | 日記
僕の近所に上野公園があって、それはそれは楽しませていただいてます。

天気のいい日なんかはただぷらぷらしてるだけでもいいし、上野公園の入り口すぐのところにあるピザスタンドは安くて適当な屋台みたいなくせして注文受けてから焼くんで美味しいし。

あと、いいのはね、博物館、美術館があるんだよね。

国立科学博物館なんかは恐竜関係だの科学関係あって楽しい。

それからね、美術館。

ここでは結構色んなイベントがやっていて楽しい。ぱっと「そういえば行ったな」と思うだけでもマティス展、葛飾北斎展、フィラデルフィア美術館展、と挙げられる。

もともとさー、美術品なんてーものに関心のある繊細な人間ではねーんでげすがそれでもぷらっと行ったときにそんなイベントがやってて、そんなにお客さんもいないから「ま、入ってみるか」と入ってみるといいんだよね~。

で、先週末で終わってしまったんだけど「ルーブル美術館展」をやってました。

「ふーん、ルーブルかー、こないだのフィラデルフィア博物館展もえがったしなぁ」と思ったら、行きたい言う人がいたんで行ってみた。

かるーい気持ちで日曜の午後に上野公園行っていつもどおりピザ食ってから行ってみたんだけどなんと120分待ち!スプラッシュマウンテンかよちがいますか。

同じ美術館展だったフィラデルフィア美術館の場合は待ち時間なんて無くてピカソの絵でもちょっと待てば独り占め、っていう状態だったからびっくりしちゃってさー。

80分並ぶ、ってなったら僕は絶対にあきらめるけど、同行者がどうしてもというので並んでみたものの、30分くらい経ってその子がぐったりしてきたので「あきらめましょう」ということであきらめて、平日に再チャレンジ。

で、金曜の19時に行ってみてもやっぱり80分待ち。あのね20時閉館なのね。80分並んでたらベトナム行く前に戦争終わっちまうぞ!byハートマン軍曹


チケットは前回買っちゃってたんでそれももったいないから「じゃあ、常設展見ようよ」ということで初めて上野西洋美術館の常設展へ。

常設展というのはイベントとは違い、まぁいつでも見れまっせ、というもの。だいたいイベントのチケット買うと常設展も見られる。



あー、説明長いな、今回。


で、常設展を見てきたわけですが、これがたいへん興味深い。

まず入り口入ると14-16世紀の絵画コーナー。

だいたいこの時代は宗教画が多いね。

好きだったのは「聖アントニウスの誘惑」

修道士の聖人となってる聖アントニウスが悪魔の誘惑に耐える様子を描いたものだけど、悪魔があの手この手で誘惑しようとしている様子が面白い。

そこから年代が上がっていくわけだけどなんと言っても「おお!」と思うのは(僕は)現代美術のコーナー。

特にピカソだね~。ほんと元気になってくるよ。

【男と女】

最近、思うけど僕はあんまり印象派が好きではないんだなぁ。なんか見ててもわくわくしてこない。


その後、アメ横でモツ焼きを食べながら同行した人と話してて、「絵を見るときどういう視点で見てるんですか?」と聞かれたけど、まぁ視点なんてーものはないでげすね。

見たまま思ってる。

「あー、黄色が目立つなぁ」とか「でかいなぁ」とか。

すごく好きなのはあまり人がいない美術館で、その絵の前に立ち、近づいたりぎりぎりまで離れたりしてみるの。

なんだか「自分のもの」って感じになっていいよ。

ってそう考えてると120分も並んでぎゅうぎゅう詰めにならないと見られないルーブル展よりこっちのほうが楽しい。
コメント (7)
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