浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

No sense of direction

2009-04-13 22:04:39 | 日記
東京の、しかも浅草なんていう観光地に住んでいると道を尋ねられることが多い、とくに外国からの旅行者にね。

だいたいそういうのは嫌いじゃないんです。

あるときなんて皇居をジョギング中に完全に道に迷ってそうな人がいたからジョギング中断して道を教えたこともあるし。

だいたいが喋りたがりだからさー、羽田空港のタクシー乗り場でタバコ吸ってたら運転手さんと外国人のカップルがもめてて仲裁してあげたこともある。(それは完全に運転手さんのミスだった)

いいもんですよ、「えーっと三叉路って英語でなんつーんだ?」とか脳みそ汗かきながら、最後の手段は「じゃあ、一緒に行こう」って道案内して、「Thank you!」って言われたら「Never mind, good trip!」って言って別れるのは。

だいたいにおいて僕が方向音痴だから道に迷っている人の気持ちはよーくわかる。

浅草でも今だに迷うしね。

札幌に住み始めて1年くらは札幌ファクトリー(要は札幌にある大型商業施設)でも迷ってた。出張の時は毎回、ネットで乗り換えとか調べないといけない。

方向音痴からしてみると道に迷ったときに道を教えてくれる人、ってのは何よりありがたいもんだからねー。


で、最近思うんだけど、だいたい外国語を習おうとすると最初の頃に「~に行くにはどう行ったらいいですか?」「~はどこですか?」って例文が出てくるでしょう?えーっと英語で言うとなんだ、「Could you tell me the way to the station?」、イタリア語だと「Dove è la stazione?」とかかな。

あれね、役に立たないと思う、僕は。

もちろん、文法知識としては必要だけど実用では役に立たないと思うんです。

なんでか、って言うと、たとえばそういう質問をしたとして相手が外国語で「ああ、駅ね。えーっとねこの道をまっすぐに行ったら突き当たりが三叉路になってるからそれを右斜めに行ってそのまま高架下を通って右だね。一通多いから気をつけてね」なんてだーっと言われて理解できます??

方向音痴から言わせると道を尋ねるのに一番大事な言葉は「ここってどこですか?」だね。地図を見せながら言えれば最高。現在地さえわかればなんとなく道はわかるじゃん。

僕が東京で道を聞かれるときもだいたいの人は地図を見せながら尋ねてくるので簡単なんだよね。「イマ、アナタココ。センソウジ ハ ココ」って指し示せばいいだけだから。


ということがあるからじゃないんだけど春になってまた語学熱が燃えてきました。ちょっとエスペラント語勉強してみようかと思ってます。