よく言われるけど本を読むのが早い。
新幹線とか飛行機とか他にやることがない、という時間だと大体2時間で1冊か2冊を読み終える。
「速読でもやってるの?」とか訊かれるけどやってないっす。
子供の頃から本を読んでいるので慣れてるだけ。
でもねぇ、本を読むのは早けりゃいいってもんじゃない。じっくりと噛むように、味わいながら本を読むってのもいいじゃないですか。
よく子供の頃「そんなあわてないでもっと味わって食べなさいよ」と言われた。母親に「あのね、カレーは飲み物じゃないから」とも言われた。
本を読んでて我ながら「そんなあわてないでもっと味わって読もうよ」とも思う。でもね、面白い本は手が止まらないのよ。「もっと先を!どうなんのさ次は!」と手と頭と目がフル回転。そういうのが快感。
そういう本はないか、と思って読むのが雑誌「ダヴィンチ」。
ついつい買っちゃうんだよね。
昔、目黒孝二(書評家、本の雑誌社社長)が、「無人島に持っていくならどの本、と聞かれるが本は持っていかなくてもいい。島の前の海を今月の新刊が入った箱が流れてその背表紙を見て『おお、今月は○○の新刊が出るのか、楽しみだなぁ』と思っているだけでいい」ということをエッセイで書いてた。その気持ちはわかる。
ダヴィンチを読んでて「あー、この本も面白そうだな、あ、これ続編出るんだ」とか思っているだけで楽しいもん。
さて今月のダヴィンチの特集は「都市伝説」
大好きです。消えたヒッチハイカー、喉の詰まったドーベルマン、とかのアメリカの都市伝説も好きだし、噂やデマとの違いもあまり明確じゃない日本の都市伝説も好き。メアリ・セレステ号の話なんかもいいねぇ。いいじゃないですか、なんか怪しくてね。
(アメリカの都市伝説はここにまとまってます。)
考えてみるとJOJOの奇妙な冒険にはよく都市伝説がモチーフになってる。ぱっと思いつくだけでも「メアリ・セレステ号」「ベッドの下の犬」「運の悪い男」。
UMA(ネッシー、ビッグフット、スカイフィッシュ、、、)なんかもよいね。
子供のころ学研漫画(覚えてます?オレンジ色の本で知的なんだけど漫画。よく図書館にあった。僕は大体の人の伝記はこれで読んだ)で「いる・いないの秘密」だとかいうやつがあった。ネッシーとかシーサーペントとか、ビッグフットとかね。子供心に「うーん、世界にはいろんな生物がいるもんだなぁ」と思ったね。
そうそう、モーニング。藤田和日郎が短期連載開始。こちらもイギリスの都市伝説「バネ足ジャック」の話。これもいいねぇ。
妖怪も好き。人間の思考のメカニズムってのはすごいもんだと思うんだよね。たとえば「べとべとさん」。夜道を歩いていると後ろに人の気配がする、振り向いても誰もいない。それはべとべとさん、っていう妖怪。という話なんだけど、誰もいないのに気配がすると怖い、でもその現象(何にも起こってないけど)に「べとべとさん」という概念を与えるだけで「なんだ、べとべとさんか」と安心できる。すばらしいのは現象に名前を与えることで、解決策まで見出せちゃうことだよね。べとべとさんはこの辺りで死んだ人の恨みが妖怪になったので、このへんに神社を建てて供養しよう、とかね。
人間はこうやって恐怖を克服してきたんだね。えらい。
ダヴィンチの話に戻すと、京極夏彦のインタビューが載ってました。
「巷説百物語」「続巷説百物語」「後巷説百物語」「前巷説百物語」で、終わりかと思ったら次は「西巷説百物語」ですって。わーい♪まだ続く、ってだけでうれしい。前、後、と来たんで次は「左」?とか思ってたんだけどね。
新幹線とか飛行機とか他にやることがない、という時間だと大体2時間で1冊か2冊を読み終える。
「速読でもやってるの?」とか訊かれるけどやってないっす。
子供の頃から本を読んでいるので慣れてるだけ。
でもねぇ、本を読むのは早けりゃいいってもんじゃない。じっくりと噛むように、味わいながら本を読むってのもいいじゃないですか。
よく子供の頃「そんなあわてないでもっと味わって食べなさいよ」と言われた。母親に「あのね、カレーは飲み物じゃないから」とも言われた。
本を読んでて我ながら「そんなあわてないでもっと味わって読もうよ」とも思う。でもね、面白い本は手が止まらないのよ。「もっと先を!どうなんのさ次は!」と手と頭と目がフル回転。そういうのが快感。
そういう本はないか、と思って読むのが雑誌「ダヴィンチ」。
ついつい買っちゃうんだよね。
昔、目黒孝二(書評家、本の雑誌社社長)が、「無人島に持っていくならどの本、と聞かれるが本は持っていかなくてもいい。島の前の海を今月の新刊が入った箱が流れてその背表紙を見て『おお、今月は○○の新刊が出るのか、楽しみだなぁ』と思っているだけでいい」ということをエッセイで書いてた。その気持ちはわかる。
ダヴィンチを読んでて「あー、この本も面白そうだな、あ、これ続編出るんだ」とか思っているだけで楽しいもん。
さて今月のダヴィンチの特集は「都市伝説」
大好きです。消えたヒッチハイカー、喉の詰まったドーベルマン、とかのアメリカの都市伝説も好きだし、噂やデマとの違いもあまり明確じゃない日本の都市伝説も好き。メアリ・セレステ号の話なんかもいいねぇ。いいじゃないですか、なんか怪しくてね。
(アメリカの都市伝説はここにまとまってます。)
考えてみるとJOJOの奇妙な冒険にはよく都市伝説がモチーフになってる。ぱっと思いつくだけでも「メアリ・セレステ号」「ベッドの下の犬」「運の悪い男」。
UMA(ネッシー、ビッグフット、スカイフィッシュ、、、)なんかもよいね。
子供のころ学研漫画(覚えてます?オレンジ色の本で知的なんだけど漫画。よく図書館にあった。僕は大体の人の伝記はこれで読んだ)で「いる・いないの秘密」だとかいうやつがあった。ネッシーとかシーサーペントとか、ビッグフットとかね。子供心に「うーん、世界にはいろんな生物がいるもんだなぁ」と思ったね。
そうそう、モーニング。藤田和日郎が短期連載開始。こちらもイギリスの都市伝説「バネ足ジャック」の話。これもいいねぇ。
妖怪も好き。人間の思考のメカニズムってのはすごいもんだと思うんだよね。たとえば「べとべとさん」。夜道を歩いていると後ろに人の気配がする、振り向いても誰もいない。それはべとべとさん、っていう妖怪。という話なんだけど、誰もいないのに気配がすると怖い、でもその現象(何にも起こってないけど)に「べとべとさん」という概念を与えるだけで「なんだ、べとべとさんか」と安心できる。すばらしいのは現象に名前を与えることで、解決策まで見出せちゃうことだよね。べとべとさんはこの辺りで死んだ人の恨みが妖怪になったので、このへんに神社を建てて供養しよう、とかね。
人間はこうやって恐怖を克服してきたんだね。えらい。
ダヴィンチの話に戻すと、京極夏彦のインタビューが載ってました。
「巷説百物語」「続巷説百物語」「後巷説百物語」「前巷説百物語」で、終わりかと思ったら次は「西巷説百物語」ですって。わーい♪まだ続く、ってだけでうれしい。前、後、と来たんで次は「左」?とか思ってたんだけどね。