浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

薔薇の名前

2006-10-24 22:45:42 | 
いやもう名前が大事、万物は。八戸駅でお腹が減って何か食うか、と思って店の前を通ったら「三色丼と浜ラーメンセット」というのが目に入った。「浜ラーメン」というのはいいね。なんか海産物たくさん入って美味しそうじゃないですか。

はい、食べてみたらたいしたことない。普通のラーメン。いいの、こういうのに素敵にだまされたい。

つくづく名前は大事だと思うね。普通の「とんこつラーメン」を「とんこくラーメン」と変えただけで売り上げ上がったりするしね。

最近のネーミングで驚かされるのは小林製薬の開き直り。そのままやんけ、ってのが多いですな。

・熱さましーと
・トイレその後に
・のどぬ~る
・サカムケア

こういうの考えている人ぜったい楽しんでるんだろうな。

で、八戸駅で文庫本を名前買い。


いしい しんじ / 講談社
Amazonランキング:位
Amazonおすすめ度:



いいでしょ、このタイトル。「プラネタリウムのふたご」。なにか起こりそうだよね。また帯が良かった。

「ひとりは手品師に ひとりは星の語り部に」

「JOJOの奇妙な冒険」の冒頭を思い出すね。

牢獄から二人の囚人が外を見た。一人は星を見た。一人は地の泥を見た

「プラネタリウムのふたご」、最初はどうも冗長でうーむ、と思っていたんだけど一人が手品師になってから、それともう一人が盲目の老女と会いだしてから、どんどん話が面白くなって一気に読んでしまった。J・アーヴィングのテイストがあるね。殺人事件も起きないし大恋愛もしないけどこういうのが「総合小説」っていうんじゃないのかね。

プラネタリウムで語られる星座の神話。たぶんいろんなことの暗示。

関係ないけど小説で手品のシーンを描写する、というのはいいよね。どんな手品でも出来ちゃうし。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩手のガハハ

2006-10-24 00:49:23 | 食べ物
出張で盛岡へ。盛岡駅裏の「アイーナ」という施設を借りる。これがまた「絶対岩手のおっちゃんが『ガハハ』といいながら建てたな」という感じの豪華な施設。なんかねー、盛岡駅裏って何もないのでいきなりこんな施設があるとまるで蜃気楼。中も豪華。「ようわからんけどオブジェ置いとけ、ガハハ」みたいな。岩手は基本的に「ガハハ」の国ですな。「新幹線?通しとけ、ガハハ」



しかも県の施設なので利用料金が異常に安い。150名くらい入る部屋が半日借りて14000円。やすー。東京だったら確実に10万超えるね。

仕事は久々に60人くらいの前で話した。13時から17時までぶっ通し。いいけどね喋るの好きだから。「きっちりやりましょ時間まで」というスタンスで10分ほど余裕を残し話し終える。仕事だと時間ぴっちり話し終えるの僕得意。飲んでると着地点が見えなくて困るけど。

話変わるけどやはり岩手の女性はきれいな人が多い。東北系の女性はきれいですな、基本的に。管理事務所の人なんて地味目な大塚愛(同行した人の評)。借りてた部屋の鍵を返すついでに「冷麺の美味しいとこどこですか?」と聞くと「盛楼閣」とのことで行ってみる。店に向かう道すがら同行者が「そこは『じゃ一緒にどうですか?』とか言わないとー」と教育的指導。はいはいすいませんね。だって冷麺食べたいんだもの。

「盛楼閣」はオーソドックスな焼肉屋。ウルテ(なんか軟骨)が旨かった。当然サラリーマン三名(僕含む)即ガハハ化。「上カルビ?いっとけ、ガハハ」 冷麺もずるずると食べました。冷麺は「うーむかみきれん」といつも思うけど好き。





ということで今は八戸のホテル。いいよ東北。寒いけど。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする