浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

スポーツ選手の一言。

2006-01-28 02:40:16 | 日記
何でか知らないけどテレビを見ていて、「お」と思って
手帳にメモする言葉は大体スポーツ選手の言葉なんだよね。
ぎりぎりのラインで戦っている彼ら(彼女ら)の言葉はグッと来ることが多い。

まず、ハードルの為末大がこんなことを言っていた。

思考する、ということは結構酸素を使う。
特にネガティブな思考は酸素を使う。
だから素潜りの選手が水中でもっとやってはいけないことは、
「これ水面まで戻れるかな?」と思うこと。

だそうですよ。
へーへー。
なんか人生でも同じような気がするんだけど。
うまくまとまらないけど。

それから最近引退したサッカー選手、相馬直樹がジーコとのプレイに
ついて語っていた。
彼はジーコと同じチームで戦った試合(6試合くらいしかないそうだけど)は
すべて今でも素敵な思い出として残っているらしい。
自分がボールを持って、ジーコにパスして、
「そうで見えてないだろうな」と思っても一生懸命走って
前線に上がると、必ずボールが出てきたそうだ。
彼は「本当に楽しかった」と言っていた。
サイドバックと言うポジションは

あまり詳しくない方のために簡単に説明すると、
守備もしなければいけないし、攻撃の時は一気に前線に走りこむ
こともある。


時に徒労に終わることの多いポジションだけど、
「ボールをくれる」という確信があれば、そんなこと
徒労ではなくて楽しいのかも知れない。

なんとなくビジネスにもつながる気がするね。

どんなに大変な報われない仕事をしていても、
「いつか必ず誰かがパスをくれる」と信じられれば
楽しめるかも知れない。