ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ノ―・コンの投手がマウンドに上がると試合にならない:NYダウ一時520ドル超暴落

2011-09-23 09:30:37 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



『単一通貨ユーロの硬貨は単一でない』という書き出しで始まる近着のニューズウイーク日本版に掲載された藤田岳人記者の「ユーロが抱える構造的欠陥」という記事には色々教えられ、興味深く読んだ。「一つのヨーロッパという理想を目指しながら、各国の独自性は保ち続けるという考え方だ。ユーロという通貨の表はヨーロッパ大陸の姿、裏は加盟各国それぞれの特徴を表す異なったデザインが描かれている。」とその文は続く。宣伝するつもりはさらさらないが、今週号はユーロに関するおどろおどろしい記事が満載で、お時間の許す方は、是非、本屋さんでも立ち読み願いたい。

今朝CNBCテレビを見ていたら週末、ワシントンDCで開かれるG20の会合ではユーロ危機について話し合われると画面に出ていた。毎度のことで恐縮だが、イソップ物語の「ネズミと猫」の話をいつも思い出す。猫に鈴を付けることは誰も分かっている。ところが実力のないネズミが集まっても成果は期待できない。集まって解散するのが関の山だろう。

22日のNY株式市場で、NYダウは一時520ドル以上暴落、引けにかけてやや戻したが、前日比391ドル,3.5%安、10,733ドルで取引を終了した。先のCNBCテレビ画面のテロップに,当然ながら英語であるが『バーナンキ・ノー・ロンガ―・コントロール・フィナンシャルマーケット』と出ていた。英語を母国語とする人間がNo Longer(ノ―・ロンガ―)という文字を見ると実感として「世も末」と感じるであろう。平たく言えば、色々えらそうなことは言っていたが、さすがの米FRB議長のバ―ナンキさんも万策尽きたとマーケットに見切りをつけられたことを「ノー・ロンガ―」という一語が示した。

野球の話で恐縮であるが、「ノー・コン」のピッチャーがマウンドに立つと、野手もベンチも試合に集中出来ず、もはや野球にならないことを、昨今の地元プロ野球チームの試合をテレビ観戦していていやというほど思い知らされている。命を取られるわけではないのだから、しっかり腕を振って投げてこいとベンチもリリーフ投手を送り出すのだろうが、それが出来ない。無駄な四球を出して自滅している。

23日付けのWSJ紙電子版を読んでいたら、アジア株安から始まり欧州株安さらにブラジル株へと負の連鎖が続き世界同時株価安となった。CNBCは,米国経済のリセッション入り、中国製造業指数の落ち込みが重なり、株価暴落だけでなく原油はじめ銅、すず、アルミ、ニッケルに加えて金、銀など貴金属相場も大幅値下がりしたと報じていた。22日のNY原油{WTI}はバレル5.59ドル安、80.33ドルまで急落した。同日のNY金先物相場も、トロイオンス44.70ドル安、1,736.59ドルで取引された。1,918ドルを付けてわが世の春を謳歌していたかのように見えた金相場も艶消しである。

一方、NY外国為替市場では、安全通貨としてドルが買われ、1ユーロ=1.3457ドル前後で取引された。ドルが対ユーロで買われた結果、1ドル=76.25円前後で円相場は比較的安定している。対ユーロで売られていたドルだが、ユーロにメルト・ダウンの可能性が出て来ると、経済・金融共に万策尽きたかに見えるアメリカのドルにさえ見直し買いが入る。太陽(アメリカ)が輝いてこそのお月さん(ユーロ)なのかもしれない。

先日、NHK/BSを見ていたら、さる天文学者が月が地球から徐々に離れて行っている。最近の天候異変に無関係ではないと話していた。お月さんが我々の日々の生活に大きく関わっていることをユーロ崩壊の危機に直面した昨今の動きを見て、改めて認識した次第である。(了)

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選挙を控えた政治家のショ―に庶民は備えろ:NYダウ283ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2011-09-22 09:42:38 | 経済学
国連を舞台に様々の立場で演説が繰り広げられる様子を今朝22日の「ワールドWaveMorning」で詳しく紹介した。オバマ米大統領がパレスチナ国連加盟申請については、これに反対、イスラエル支持の演説をした。「オバマは中東の平和より、来年再選のため自分の平和を優先した」と英BBCボ―エン記者がレポ―トしていた。フランスF2は、サルコジ仏大統領はパレスチナを国連のオブザーバーとして参加させる時期が来たと演説したと伝えた。

21日のNY株式市場は、米FOMC声明文発表後下げに転じ、NYダウは前日比283ドル安、11,124ドルで取引を終了したと米ブルームバーグが伝えた。米FRBは、大方の予測通り短期の国債を売り、長期の国債を買うオペレーション・ツイストを4000億ドル規模で実施する。一方、声明文に米国経済の下振れリスクは大きいと指摘した。短期債売り・長期債買いは織り込み済み、FRBの米景気認識が、下振れリスクを指摘したことに敏感に反応した。さらにヨーロッパ情勢悪化が重なり大量の売り注文が出たと当番組に出演した米投資会社、M.F.フレディ氏はコメントしていた。

21日の米債券市場は、10年物国債が買われ、利回りは0.081%低下、1.856%台へ突入した。NY外国為替市場は、ギリシャ議会前でのデモ、イタリア国債の格下げなどヨーロッパ金融情勢悪化懸念からユーロが売られた。対日本円では1ユーロ=103.72~81円、1ドル=76.41~46円で取引された。NY原油{WTI}はバレル1.0ドル安、85.92ドル、NY金先物相場は、トロイオンス1.10ドル安、1,805.50ドルと小動きだった。

ギリシャデフォルト(債務不履行)懸念についてドイツZDFが詳しく報道していた。「EU,IMF,ECBとギリシャ財務相が電話会談したが、80億ユーロ(約8,240億円)融資の前提条件であるギリシャが①緊縮予算の実行、②民営化2つの課題検証のため3者がアテネ訪問予定である。ギリシャ議会前では不動産税増税、付加価値税増税反対、公務員削減反対のデモが連日続いている。「公務員を自暴自棄気にするだけだ。」と語る市民、「付加価値税が13%が23%へ引き上げられたら店は破滅だ。払える商売人はいない」と訴える商店主の声を紹介していた。

22日付けのCNBC AsiaPacific(電子版)は、「米FRBの総額4,000億ドルの短期債売り・長期債買いオペレーションは効果がない。なぜなら米国の長期債は現在既に十分低いからだ」と多くのアナリストは見ていると書いていた。米国は財政赤字を抱えて大規模な財政出動は出来ない。金融政策も既にゼロ金政策継続を2013年半ばで継続すると米FRBは公約している。にもかかわらず米国景気は一向に改善しない。悪いことに21日の米FOMCの声明文に「米国経済は下ぶれリスクが高い」と敢えて指摘した。何おか言わんやであろう。

経済とからだの健康は類似点が多い。血圧でも限度を超えて下がってしまうと血圧を上げることは極めて難しいと言われている。体の中が冒された結果、蕁麻疹がからだの表面に出て来る。皮膚の表面にステロイドを塗布しても効果は出ない。

古来、断食に効果があるというのは、胃の中を思い切ってカラにした方がむしろ治りが早いと指摘される。患者にどんどん食べさせれば元気が出るのではない。食べれば食べるほど体がエネルギーを消耗して、病状は悪化する。このことに政治家が気付くことが先かもしれない。米国の量的緩和政策はその最たるものであるという見方がある。アメリカ、ロシア、中国、フランスで来年、政権が交代する。選挙のための政治家のショーに庶民は備えを怠ってはなるまい。(了)

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韓国で個人の借金が増加、社会問題化、他人事で済まされまい

2011-09-21 10:19:46 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



CNBCA Asia Pacifuicが電子版で「Today’sBriefing」を毎朝、無料配信してくれるので助かる。WSJ紙電子版の記事とダブルチエックすると特に面白い。NHK.BS「ワールドWaveMorning」でシャワーを浴びたあと、活字で確認することが出来るから有難い。

今朝の「Today'sBriefing」は、FOMCが2日間の会合をスタートしたが、様子見ムードが強く、20日のNYダウは前日比7ドル高、11,408ドルで取引を終了した。米国の8月の中古住販売高が4月来最大の5%下落したことが米国景気の先行き懸念を高めたと書いた。NY外国為替市場で、1ドル=76.44~46円、ユーロ=104.71~82円、NY原油(WTI)は、バレル1.19ドル高、86.89ドルで取引された。

NY外国為替市場で、「興味ある動きがあった。ドルとユーロが共に対スイスフランで値上がりした。スイス銀行が目標介入水準を1.20フランから1.25フランへ上限を引き上げた結果である。フラン高でスイスの輸出産業に影響が出ているがそれを食い止めるねらいがある」と「Today'sBriefing]が書いていた。

9月20日付けのWSJ紙電子版でSamKirtly記者が「米FOMCがQE2(量的金融緩和)実施を起点に金相場が急騰に転じた。FOMCが明日そのような金融政策を発表するかは金相場が資料となるかもしれないと書いていた。20日のNY金先物相場はトロイオンス30.20高、1,806.60ドルへ反発した。Kirtly記者の推測通りであれば、相場は物知りだから、米FOMCは何らかの具体的な金融緩和政策を発表すると20日の金相場は予見しているのかもしれない。

米FOMCはどのような緩和策を取るのか。巷では”OperationTwist”と言い、2年物など短めの債券を売り、10年物など償還期限が長めの国債を米FRBが購入する。その結果、長期金利が下がり、景気浮揚効果を助ける。FRBは現在2%の10年物金利に例えば1.5%という具体的な数字目標を出す可能性があると先のKirtly記者は指摘していた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「FOMCは一段の金融緩和を模索している」と指摘していた。

テレビ東京系の「モーニングサテライト」を見ていたら韓国で所得格差拡大が社会問題化している。個人の借金が年々増加、最近では医師、弁護士など比較的高所得者が、廃業倒産などで一般の銀行が審査を厳しくした。借りられなくなって高利の金融業者に頼らざるをえない。利払いがかさみ、益々首を絞める。韓国国内で成長のあり方を見直そうとする動きが見られると紹介していた。

日本では特にお金の話をすると尊敬されない。儒教の影響を日本以上に強く受けている韓国ではそのあたりはどうなのだろうか。返済出来ないことが分かりながら、恥ずかしくて身内にも相談できない。ついつい、利払いがかさみ、抜き差しならなくなり、命を自ら絶つことも起こりうるだろう。

ないごとも病気と同じで一端こじれると治り難い。早期発見、早期治療である。日本では、昨日発表された地価に3:11の影響がつぶさに出ていた。一度地価が下がり始めると歯止めが効かない。ギリシャもアメリカも雪だるま式に増えた借金が火元だった。今朝の韓国の話は他人ごとで済まされまい。(了)

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国連総会で日本の首相が演説する、席を立たないで一人でも多くの人が聞いて欲しい

2011-09-20 07:58:33 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「ワールドWaveMorning」で一日が始まる。今朝のニュースでは東京で原発反対デモで6万人が集まったと豪ABCテレビが伝えていた。神戸に住んでいると新聞にも出ていない。テレビ、ラジオをつけていないとわからないだろう。近くの喫茶店でもおそらく誰も知らないだろう。今朝、カタール、アルジャジ―ラがイエ―メンで反政府デモに政府が無差別に発砲して多数の死傷者が出たと報じていた。日本では発砲騒ぎはないから幸せである。

デモと言うことでは、ギリシャで公務員デモが週末行われたと英BBCが伝えていた。ギリシャがEU、IMFから6回目の融資を受けられなければギリシャは10月半ばまでに破産すると、「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、呉田真二氏が解説していた。9月19日、週明けのNY株式市場は、ギリシャ関連のニュースで商い閑散のなかで乱高下した。一時200ドル以上下げたが、ギリシャとEU,IMFの協議が進展したと伝えられたあと買い戻しが入り、前日比108ドル安、11,401ドルで取引を終了した。

米ブル―ムバーグに電話出演したハーバード大、フェルトスタイン教授は「米国は確実に景気後退に向かっている」と話した。同番組にゲスト出演した投資会社のJ.ブライド氏は資産運用がうまくいっていない人が増えて来ている。コスト年0.15%かけて0.05%の成果しか上がっていないと話していた。氏は「金は安全資産とは言いずらい。現在の相場は90~100%高い。これからは安全と見られた投資(債券など)からリスク資産と見られていた株式、特に将来性のあると見られる企業(株式)への投資へ転換する。従来とは逆の見方が必要になるだろう」と話していた。

19日のNY金先物相場は、トロイオンス35.70ドル安、1,776.40ドルで取引を終了した。NY原油{WTI}先物相場は、バレル2.26ドル下げ、85.70ドルで取引された。NY外国為替市場は、1ドル=76.56~58円、1ユーロ=104.72~74円とユーロが対円で売られた。ユーロは一時、1ユーロ=103円台を記録したと先の呉田氏は紹介していた。相場は心の鏡である。ユーロ不安がユーロ相場と言う鏡に正直に写しだされているのであろう。

英BBCが、19日開かれた自由民主党の大会でグレグ党首は「今、英国は姿の見えない不況と言う敵と戦っている」と話したと紹介していた。バーミンガムの職業紹介所では「毎日憂鬱で、絶望的な日々を送っている」と語る失業中の小ざっぱりした服を身につけたイギリス紳士の声を紹介していた。

オバマ米大統領は富裕層、高所得者から税金をとることが今必要だと議会で演説した。共和党は絶対反対している。「アメリカはヨーロッパに習おうとしているようだ。アメリカも高所得者減税を続けられないのだろう」とフランスF2が紹介していた。

国連総会でギリシャ、パパンドレウ首相演説予定が週末中止された。今朝のNY株式市場の値下がりに影響した。日本の総理が国連演説を予定している。世界に何を発信するのか。それなりに興味がある。席を立たないで少しでも多くの人がに野田首相の話を聞いて欲しい。(了)

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舞妓さんⅡ(スケッチ&コメント)

2011-09-20 07:38:33 | スケッチ


舞妓さんⅡ

江嵜企画代表・Ken



舞妓さんのスケッチ会があり日本画教室の有志と18日京都まで出かけた。
三連休の谷間ということもあって京都は人、人、人でごった返していた。
こうした賑わい振りを目のあたりにするとどこが不景気かと正直疑い
たくなる。

JR京都駅ビルにある美術館「えき」KYOTOでは生誕110年記念
「萩須高徳展」をやっていた。お馴染のパリの街風景と特に数点の
人物画が珍しく新鮮で良かった。ここでも大勢の萩須ファンが熱心に
鑑賞していた。

舞妓さんのスケッチ会場は高島屋京都店の西隣のシカタビル8F
にあるJEUGIAカルチャーKYOTOで午後1時半から行われた。途中
大丸京都店の画廊で日本画展をみたり、食事をゆっくりいただいた
せいもあり、ギリギリ間に合った。

既に10人以上の人が絵を描き易い場所を抑えていた。前回同じ場所で
舞妓さんをスケッチしたのは夏も盛り7月17日だった。二回目とはいえ
人物をいざ描くとなると容易でないことを今回も実感した。

舞妓さんを是非描きたいという熱い思いで集まっている人たちだから
当然だろうが、いずれ劣らず絵がうまい。そしてタッチが早い。こういう
時はマイペースで行くに限る。人は人、おのれはおのれであると腹を
くくって描くことにしている。

講師の辰巳寛先生が、出席者のリクエストを丁寧に聞きながら舞妓さんの
ポーズを確定する。20分描いて10分休む。このローテーションで4回繰り
かえして午後4時半に終わる。舞妓さんは静止ポーズだから疲れるだろう。
生徒も休憩ははさむものの集中して描くから結構疲れる。

数枚スケッチを描いた。おかしなもので最初に描いたスケッチが一番
気に入ったので、帰宅して日本画の作法に従い絵に仕上げた。簡単に
仕上がると考えていたが甘かった。半日以上かかったことを白状する。

人物画はむつかしい。しかし、楽しい。これからも舞妓さんのスケッチ会
には時間を見つけて参加したいと思っている。(了)


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梅村知加・歌とピアの謝肉祭(スケッチ&コメント)

2011-09-18 07:13:04 | スケッチ


梅村知加・歌とピアの謝肉祭

江嵜企画代表・Ken



日本画教室の仲間のUさんのお嬢さんでピアニストの梅村知加さんが
ソプラノ歌手の吉野里美さんとピアニストの御勢敬子さんをゲストに
迎えて演奏会を開かれると聞いて楽しみにして会場の枚方市菅原生涯
学習市民センターホールへ出かけた。

開場が午後1時半ということで、JR住吉駅を12時4分発の快速に乗車、
尼崎で東西線に乗り換え、会場最寄駅の長尾駅に丁度1時間で着いた。
会場は駅から徒歩約10分、あらかじめ知加さんから会場までの道順を
書いたお手紙をいただいていたので苦労せずに着いた。

梅村知加さんはパリ市立音楽院を主席で出られた才媛のピアニストで
いずれ劣らぬ才媛のピアニスト、御勢敬子さんとの第一部の連弾は
見事だった。第二部はこれまた才媛のソプラノ歌手、吉野里美さんの
登場で、2時から4時まで15分の休憩をはさんだが時間の経過を忘れる
熱演だった。

会場の様子をいつものようにあわただしくスケッチした。


今回は幼児もOK、沢山のお嬢さん方が家族に連れられて参加していた。
知加さんもそのあたりを気遣ってお子さんがぐずられても遠慮なく会場を
出られ、落ちつかれたら演奏の途中でもお入りいただいて結構ですと
はじめに挨拶された。

幼児期にプロの演奏を聴く機会はそうない。昔、NHK「話の泉」という番組で
サトウハチロウさんが絵は年を取ってからでも上達は可能だが、音楽は
幼児から教育しないと伸びないという話をしておられたのをよく記憶している。
この日の演奏会を聴いた子供たちから優れた演奏家が生まれるかもしれない。

ピアノ連弾はドヴォルジャ―クのスラヴ舞曲から始まり、ベートーベンのトルコ
行進曲、ブラームスのワルツとつづき、ドビッシ―の小組曲が親しみ深く
特に良かった。

第二部はピアノ連弾と歌で、モーツアルトのセレナーデで始まり、メンデルス
ゾーンの「歌の翼」、金子美鈴の「私の小鳥とすず」とやなせたかしの「ロマンチスト
の豚」と「さびしいカシの木」がよかった。アンコールではリストの「愛の夢」が演奏され、
会場の拍手がしばし止まなかった。

台風15号の影響だろう会場を出た時、激しい雨が降ってきた。台風16号が15号を
追いかけるように発生した。フクシマ原発事故に始まり、台風12号による被害が
追い打ちをかけた。暗いニュ―スが続くが、しばしの間、全て忘れて素晴らしい
音楽の世界に浸ることが出来、梅村 知加さん、御勢敬子さん、吉野里美さんに
感謝、感謝である。(了)

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ヨーロッパ懸念後退好感、NYダウ5連騰、1週間で4.7%高(学校で教えてくれない経済学)

2011-09-17 10:01:33 | 経済学
「ワールドWaveMorning」を見ていると、世界のさまざまな出来事が鳥瞰出来重宝している。17日朝の放送で印象に残ったひとつは、ドイツZDFが伝えたアテネで最近、貧困層が急増し、数ケ月以前はごく普通の生活をしていた教養豊かな紳士がゴミ箱をあさっている姿をみるといかなる統計や解説も不要だと解説していた場面である。

政府統計によれば、直近のギリシャの失業率は16.3%,24歳までの若者は38.5%と最も高い。ギリシャ全体で3人に1人は貧困層で月々の光熱費も払えない。それが40~55歳に集中している。アテネでのホームレスの数は2010年は2万だった。今年は2万5,000人へ25%増えたと解説していた。神戸三宮でもゴミ箱を漁っている姿を時に目にする。しかし、17年近く前になるが、淡路・阪神大震災直後見られた俗に言う青テントは市の撤去命令もあり見かけなくなった。

16日のWSJ紙電子版によれば、16日、ポーランド、ブロツラフで開かれた欧州財務相会議でギリシャに10月11日までに80億ユーロ(約8400億円)融資することが正式に決まった。融資がなければギリシャが破産することが決まっていた。フランス、サルコジ大統領、ドイツメルケル首相とギリシャのパパンドレウ首相の電話会談で、ギリシャは緊縮財政計画実施すると確約した結果を受けた動きである。

16日のNY株式市場は、ギリシャ救済策が具体化し欧州金融不安がひとまず収まったことで安心感が広まり、NYダウは、前日比75ドル高、11,509ドルで取引を終了した。「ミシガン大学消費者信頼感指数が57.8ポイントへ小幅ながら改善したことも相場を支えた。来週予定されている20,21日の米FOMC会合、ワシントンDCで22日開かれるG20会合を注視したい」などと「ワールドWaveMorning」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏が解説していた。

16日、NY原油(WTI)相場は、バレル1.44ドル安、87.96ドルへ反落、NY外国為替市場では、ユーロ支援策が決まったあと利益確定の売りが出て、1ユーロ=1.38ドル台でのもみ合いに終始した。ユーロは、対円でも売られ、1ユーロ=105.92~03円で取引された。ドルは1ドル=76.77~81円の小幅の値動きだった。NY金先物相場は、ユーロが売られたあと、トロイオンス33.60ドル高、1,812.10ドルまで戻した。

17日付けのWSJ紙電子版に、このところプラチナと金相場が連動して動いている。5年前、金はプラチナの半値だった。プラチナはディーゼルエンジンの触媒として需要の半分近くを占める。その点でプラチナ相場は世界景気低迷を反映しているとMyraP.Saefong記者が書いていた。日本ではプラチナの値段が金と並んだと言われてもピンと来ない人が多い。先のSaefong記者は、金がいつまでも輝き続けるかどうかは誰にも分からないと書いていた。昨今の金相場急騰は、専門家の誰にも分からないと言うのが本音かもしれない。

その他の「ワールドWaveMorning」の二ュ―スでは、カタール、アルジャジ―ラ(Aljazeera)が、「16日、シリア反政府デモ隊に政府軍が発砲、少なくとも36人死亡負傷者は300人にのぼった。シリア市民はアサド追放を諦めない。死を選んでいる」と解説していた。同放送局は、パレスチナ自治国、アッバス議長はパレスチナの国連加盟を申請すると語った。アメリカはあくまで拒否権を行使すると語ったと紹介していた。こういう話を聞いているとアメリカは依然としてユダヤ人がリードする国なのかもしれない。

日本の新首相が国連で来週演説する。どれだけの人間が席を立たずに野田首相の演説を最後まで聞いてくれるか日本のマスコミも日本国民に是非、教えて欲しい。(了)

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今度の講習≪一穴鍼法のメカニズムとテクニック講習会≫の見どころ

2011-09-16 13:22:15 | 診断即治療と虹彩学
20011.09.25開催・鍼灸実技講習会の見どころ

先日の、スクレオロジー≪スクレラ分析での治療の流れ≫講習会で、赤く腫れあがった皮膚炎の人がいまして、その場で治療をしました。
治療後30分(写真のプロパティーで確認)の写真で、赤みがだいぶ治まっていたし、本人も「腫れが引いた」と喜んでいました。

講習に参加された一人の方は、その状況をどこかの会場で話したらしいのですが、反応が「それで?」という感じだったらしい。
聞いた人は、「酷い皮膚炎がそんな短時間に治まるわけはない」と言いたかったのかも知れない。

私もずいぶん同じような経験をした。
いかにも「嘘つき!」と言わんばかりの目つきや言動には、何度も悔しい思いをした。
あれこれ理屈を並べて自分の知識の中だけで答を出そうとするので、答が見つからなければ嘘つき呼ばわりするわけです。
自分の目の前でこんなことが起っても信じない人もいるのですから仕方がないことです。

それである時から、信じていない人には話さないようにした。
「着いて来る人にだけ教えて、一緒に遠くに行ってしまおう」と考えるようになったのです。
だいぶ遠くに来てしまいました。(笑)
一穴鍼法を使っている人がだいぶ増えてきました。
一穴鍼法を使うと患者さんが集まってきますので、経済的にも豊かになってきたようです。(⌒_⌒)

しかし今までの治療法しか知らない人には理解できないことが多いはずです。

先日、その時の講習での出来事をこのブログに書きましたら、本人がブログを読んだらしく、本人から、
【先日の講習の時の写真を、今度の講習で使ってもらっていいですよ。役に立てたら嬉しいです】
とメールが届きましたので、今回の一穴鍼法のメカニズムとテクニックの講習会で公開するつもりです。

多分、本人も来られると思いますので、詳しくは当日本人にお尋ねください。

毎回そのような即効的な治療法を見せていますので、そちらのほうもご期待ください。

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出血が止まらない患者にバンドエイド(欧米日・ドル緊急供給策)では、病人は救えない?

2011-09-16 11:45:04 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



欧州金融機関の資金繰りを支援するため、ECB,イングランド銀行、スイス銀行、米FRB,日銀の欧米日の中央銀行が、10~12月期間、ドル資金を無制限供給すると15日発表した。16日付けのCNBCAsiaMorning電子版は、「欧州金融危機という病気に対するバンドエイドにすぎない」との専門家の見方を紹介していた。「ワールドWaveMorning」が紹介したドイツZDFは「当面の危機を回避するための短期的措置に過ぎない。今後は政治と一体となった抜本的な対策が必要だろう」と述べ、英BBCは「マーケットの動揺を和らげるために実施された。各国の政治家が協調して初めて実現する。」と冷静に解説していた。

CNBC電子版は「16日、ポーランドで開催される欧州財務相会議にガイトナー米財務長官が出席する。ガイトナーは、会議の場で、EU諸国が出資する欧州金融安定基金(EFSF)の積極的発動を提案するだろう。」と書き、抜本的かつ長期的な金融支援策がなければ欧州の金融危機は回避できないだろう。欧州の債務危機(SovereignDebtCrisis)は、ギリシャ一国の救済にとどまらない。スペイン、ポルトガル、イタリアが控えている。戦いは全く終わっていないと厳しく指摘していた。

15日のNY株式市場では、NYダウが、前日比186ドル高、11,433ドルで取引を終了した。これに先立ち欧州株式市場は、欧米日の中央銀行によるドル資金供給のニュースを受けて、金融株中心に反発、特に独、仏株価指数が4%以上値上がりした。15日のNY外国為替市場では、ユーロが買われ、一時、1ユーロ=1.39ドル台まで買われた。対円でもユーロが買われ1ユーロ=106.48~55円で取引された。ドル円相場は小動きにとどまり1ドル=76.70~72円で取引された。原油(WTI)はバレル49セント高、89.40ドルで取引された。

資金の避難先としてこのところ買われていた金相場は、1トロイオンス=45ドル安、1,778.50ドルで取引された。ユーロが売られると金が買われる。ユーロが買い戻されると金が売られている。先のCNBC電子版は、1ユーロ=1.40ドル突破は難しいだろうと書いていた。増税を審議するイタリア議会前では連日、市民の反対デモが繰り広げられているとドイツZDFが映像を流していた。政治がしっかりしないとユーロが再び売り直される可能性は消えていない。

今朝の「ワールドWaveMorning」では、英BBCがフランスサルコジ大統領、英カメロン首相が揃ってリビアを訪問、リビアで大歓迎を受けたと紹介していた。ドイツZDFは「イギリスは石油、フランスは車。それぞれビズネスが目的である」と解説していた。NATOによるカダフイ陣地空爆も英仏が率先して行った。ドイツは後方支援にとどまった。今回のリビア、カダフイ政権崩壊の背景には、政治と経済は全て一体に、生臭く動いていることを分かり易く教えている。

「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券、キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「今朝のNY株式市場は、欧米日の中央銀行によるドル支援策よって安心感が生まれ値上がりした。15日発表された米国の景気指数はよくなかった。あくまで政策期待から買われている。具体的解決策は出ていない」とクールに解説していた。

出血の止まらない重篤の患者が目の前に横たわっている。バンドエイドだけで、命が救われると、誰も思っていないのであろう。(了)

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9月25日の臨床実践塾のご案内(一穴鍼法実技講習会)

2011-09-16 08:37:23 | 診断即治療と虹彩学
臨床をしていると、いろいろな問題にぶつかります。
「頭が痛い」「めまいがする」「腕が挙がらない」「腰が痛い」「膝が痛い」「かゆい」…etc。
患者さんは、自分で感じた症状を訴えてきます。
それをまとめたのが『人体惑星試論奥義書』に書いた「七星論表」で、七星論表には多くのヒントがあります。
答ではなくヒントです。
同じ症状でも原因が違うので、ヒントしか書けないのです。

それがわかれば、症状を見聞きしただけで、「一穴鍼法」で治療することができます。
今回は許可を得た患者さんの臨床写真や、診断のつけにくい具体的な事例を、解説(考え方)と実験で確認していただきます。

患者さんが訴えてきた症状を、どのように分析し、どのように論理展開をして治療方針を立てるかで治療期間が違ってきます。
則ち考え方の問題で、難しいことではありません。
難しいように考えるから難しくなるのです。
難しい本を噛み砕いていくと、流れが見えてきます。

臨床実践塾では、症状の原因と関連経絡の考え方を教えていますので、いくらでも応用を利かすことができます。

これから開業する人や、すでに開業している人にとって、現在も将来も大きな課題となるのが運営方法ですので、運営方法についての実学も解説していきます。

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