柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

この保険、いいと思います。

2010年02月10日 | 葬儀費用の準備の仕方
以前から葬儀の費用を準備することを薦めています。

歳を老いていくには、お金が必要になってしまいました。
昔のように子供たちと同居して、面倒を見てもらえる状況は
多くの人が持ち合わせていません。
施設利用が圧倒的に増えます。
歳をとれば、身体の自由が利かなくなり
物事の判断もつかなくなってきます。
立派な自宅があったとしても、そこで臨終を迎えることも
困難になってしまいました。
年金も心もとないし。

家族が少ないのであれば
死後の整理にもお金が必要になります。
ゴミを捨てるのもただじゃないですし。

そんな訳で葬儀の説明会やセミナーをする時には
葬儀費用も準備をしておいたほうがいいですよ!と付け加えています。

ソニー生命(この保険も私はお薦めです)をご紹介した事がありますが
最近、ある生命保険を知り「これはいい!」と思ったので
ご紹介します。

大きな保険ではなく、1年の掛け捨ての保険です。
NP少額短期保険の「エンディングサポート」

死亡時に30万円・60万円・90万円の保険金が受取れます。
小さい額ですが、葬式の規模によってはこれで賄えるんです。
直葬や家族葬だけでなく、一般の葬儀も大丈夫ですよ。

例えば親族20人、会葬者が80人(葬儀2日間で)とします。
平均的な葬儀費用は関東では多分120~150万円位ではないでしょうか?
これには料理や会葬の品物や当日に一律で返す香典返しも含まれています。
宗教関係は別途と考えて下さい。

これが葬式の費用になりますが、香典を頂く習慣があるので
入ってくるお金も考慮します。
香典の平均額は1人7000円と言われています。
これはご親戚の2~10万円、一般の方の3000円~10000円の平均と考えます。
すると7000円×100名で70万円になります。

葬式に150万円かかったとして、香典が70万円あるのなら
持ち出す金額は80万円です。

エンディングサポートの保険が90万円支払われるのなら
持ち出し分を充分に補えます。

お香典の辞退をされる方もいますが
お葬式の費用が負担にならないように考えられているのが
お香典の意味だと思うので、簡単に辞退しないほうがいいと思います。

葬儀は人に迷惑をかける
故人の死は、身内だけで見送ればよい
そういう風潮がありますが
以前から伝えているよに
故人の死を悲しむ他人もいる、ことを忘れないで欲しいのです。
今に時代、ただの義理なら人は会葬に来ませんから。
その証拠に、普通に知らせた葬式でも告別式の会葬者は
20人にも満たない、と言う葬儀が増えてます。

そういう訳で少額の保険でも充分仕度になります。
又、葬式だけでなく死後の仏壇や墓、
遺品や家財の整理、相続手続の費用など当てることも出来ます。

15歳~70歳までの方なら例え大きな病気にかかっていても加入できます。
そして、80歳まで継続できます。
但し、加入時に入院していると入れません。
その時は退院してから加入して下さい。
申し込みを書くだけで医者の診査、病気の告知も不要です。

保険料は30万円に入った場合
70歳~80歳までの方が一番高く、年間に12,000円(月に1,000円です)
60万円、90万円はその2倍、3倍になります。

ちなみに
30歳~40歳の方なら年間4,000円です(月に333,3円)
気軽でいいと思いません?




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