柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

優しさのないニュースばかりで、心が痛い

2022年10月31日 | 世の中
私の孫も小学2年生になりました。
相変わらず、いじめや自死、不登校などのニュースばかり目についてて、心が痛みます。
「学校の先生は何を見ているのか」と思いがちですが
多くの教員が「忙しすぎて子供に向き合えない」と口にするそうです。
教育現場ではブラック企業に負けず劣らず長時間労働が強いられています。
中学校の教員の仕事時間は週56時間。経済協力開発機構の調査では、他国の平均38時間を大きく上回って世界最長だそうです。

人間らしい生活を過ごせない先生が子供に「楽しい学校生活」を作ってあげることなどできません。

最近不登校の子供たちが学校以外のフリースクールに通う様子が紹介されます。このような民間施設で指導を受ける生徒は2021年ではなんと9000人いるそうです。
不登校の子供たちのほんの一部が学校以外に居場所を見つけられたのですね。
学びのスタイルにはいろいろあってもいいはずです。
著名な人たちが子供時代に学校に行かず独自の教育を受けたという話は昔から聞きますよね。

親や祖父母は子供が不登校になったら、何とか学校へ行ってほしいと考えてしまいがちですが、
この気持ちこそが、そもそも見当違いで、その子にとっての良い環境を見つめるべきなのですね。
私の孫は障害があり普通の子より適応性がありません。
もし不登校になったら、成人し社会に出たら、孫が笑顔で過ごせる場所を見つけられるのか気がかりです。

教育の場だけでなく保育士、看護師、介護士、などなど世の中に必要な方たちが、喜んで働ける環境を
作ってもらいたいものです。
いえいえ、どんな社会や企業でも同じはず。
働く人が愛されな現場はお客様にも、地域にも家庭にも優しい関係は生まれにくいでしょうね。

いつまでも変わらない世の中に、老い先短い「ばあば」は心配でなりません。

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