柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

知人が続いて癌で亡くなりました

2021年09月01日 | 
まだ50代の方で、リフォーム関係の職人さんです。
脱サラして自営業になり20年がたちました。
前職の時からお付き合いがあり、温和で甘いものが大好きな大柄な人でした。
本人は糖尿病を気にしていましたが
去年癌が見つかり1年の闘病生活を送りました。
宣告を受けたときはショックが大きく「もうどうでもいいや」と投げやりでしたが
周囲の友人に励まされ手術を受けました。
すでに手遅れだったようです。
独身だったので最期まで友人に見守られて逝きました。

もう一人は80才のご近所さんです。
年相応に疲れが出てきたと思っていたら
実は癌でした。
本人は「あそこが痛い、ここが痛い」と通院はしていましたが
何となく感じていたらしく
「怖くて本当に痛い所は言えなかった」と家族に伝えたそうです。
やはり入院した時にはすでに転移していて
何の治療も受けることなく、2週間ほどで亡くなりました。
その間、家族が仕事を休んで付き添っていました。

癌の最期は一気に体力が落ちます。
その後は時間との戦いで場合によっては
死まで数日ということもあります。
一か月前まで歩けた人が急に車椅子でもきつそうになります。
食べれた人が何ものどに通らなくなります。
でも意識は最後まではっきりしている方が多く
家族とも死の直前まで会話ができる人が多いのです
そして一番気になる終末期の痛みは
薬でかなり軽減することができるようになりました。

ですから癌で死ねるのは有難い、という人もいます。
家族もそれなりに覚悟する時間ができます。
この時期亡くなる方が多いようで
火葬場も一杯なんですね。


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