柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

またまた、気になる接客が・・・

2009年09月08日 | 世の中
何故だか、気になる接客に遭遇し続けています。
仕事の途中で一人で昼食をとりました。
しばらくすると、70歳近い男性がステッキをつきながら
足を引きずり気味に店に入ってきました。
若い店員さんはその方を私の隣の席に案内しました。

ペペロンチーノを注文してテーブルに置かれた水を一気に飲み干しました。
やがて食事が運ばれると、その方は「お水くれますか?」と聞いています。

若い店員さんは「後ろのドリンクバーに」あります。と答えて下がってしまいました。
小さな店なのですが、テーブルをぐるっと回らないとドリンクバーにはいけません。

食事が終わっていた私は、「お水持ってきますね」と声をかけてドリンクバーに向かいました。
わたしの動きに気づいた店員さんは「私がやります」と言ってきましたが
「いいのよ、ついでだから」と答えておきました。
ついでではないことは、すぐ分かったはずです。

この若い店員さんは、動くのがいやっだたのではありません。
必要な受け答えはしていたし、雰囲気も悪くありません。

ただ、いつもと同じように答えてしまったのでしょう。
お客様が来る
席に案内する
注文を受ける
配膳をする
質問に決められた答えをする

その行為に忠実だったのです。
だから悪びれる様子はありません。間違っていないから。

でも私がお水を取りに行って
初めて「あれ?」と何か違和感を感じたのではないでしょうか?

決めごとに忠実でも、お客様そのものの様子に注意を払わなかったのです。

自分では気づかぬうちに作業重視でサービスを忘れています。


葬儀社のスタッフにも見受けれることです。
口からいつものセリフだけが勝手に出てきて
体も意識しなくても手ぶりやお辞儀をしている・・・

毎日同じことの繰り返しをしている人は気をつけないといけません。

いい人でも「こころがない」と感じてしまいます。


お水を渡したらその方がびっくりして
「すみません、お店の人かと思ってました」と言っていました。
私、もしかして若い店員さんに間違えられたかな?