世界最高額の切手「ブルー・モーリシャス」を探せ!
<コレクターが追い求める「幻の切手」の数奇な運命>
ヘレン・モーガン〔著〕
どういう訳なのか、娘が「今年はマダガスカルに行く!」と
宣言している。 バオバブの木と海しかなさそうなのに・・・
で、同じインド洋のお隣の島(と言ってもマダガスカルに比べ
たら、鼻くそ(失礼)みたいな島ですが)、モーリシャスって
名前に興味をひかれて読んでみました。
題名からサスペンスっぽい小説かと思いきや、「よくやるぜ」
といいたくなるほどの調査力で取材し、膨大な資料を基に
書かれたノンフィクションです。
世界に26枚(多分)しか存在せず、1857年前後に
モーリシャスで発行されたブルーとオレンジレッドの
小さな切手が主役。なのですが、
この切手の価値が認められ、切手コレクターの垂涎の的と
なっていく過程を1850年代のモーリシャス(モーリシャスは
オランダ→フランス→イギリスに統治されていた)の状況
から始まり、時代背景と保有者やコレクター達の歴史を
織り交ぜながら、現代に至るまで丁寧に辿っているんです。
本の終盤には、金井宏之という日本人コレクターが登場し、
このポストオフィス切手を落札して長く保有していた事実に
は驚きです。
切手が渡ったボルドーのこと、植民地時代のモーリシャスや
インドからの移民のこと等、切手にあまり興味の湧かな
かった私ですが、「知るを楽しむ」ことができました。
それにしても、マダガスカルは遠いぞー。
しかも、今ケニヤとかヤバイんじゃないかな~?
と、母は案じております。
わがまま母
<コレクターが追い求める「幻の切手」の数奇な運命>
ヘレン・モーガン〔著〕
どういう訳なのか、娘が「今年はマダガスカルに行く!」と
宣言している。 バオバブの木と海しかなさそうなのに・・・
で、同じインド洋のお隣の島(と言ってもマダガスカルに比べ
たら、鼻くそ(失礼)みたいな島ですが)、モーリシャスって
名前に興味をひかれて読んでみました。
題名からサスペンスっぽい小説かと思いきや、「よくやるぜ」
といいたくなるほどの調査力で取材し、膨大な資料を基に
書かれたノンフィクションです。
世界に26枚(多分)しか存在せず、1857年前後に
モーリシャスで発行されたブルーとオレンジレッドの
小さな切手が主役。なのですが、
この切手の価値が認められ、切手コレクターの垂涎の的と
なっていく過程を1850年代のモーリシャス(モーリシャスは
オランダ→フランス→イギリスに統治されていた)の状況
から始まり、時代背景と保有者やコレクター達の歴史を
織り交ぜながら、現代に至るまで丁寧に辿っているんです。
本の終盤には、金井宏之という日本人コレクターが登場し、
このポストオフィス切手を落札して長く保有していた事実に
は驚きです。
切手が渡ったボルドーのこと、植民地時代のモーリシャスや
インドからの移民のこと等、切手にあまり興味の湧かな
かった私ですが、「知るを楽しむ」ことができました。
それにしても、マダガスカルは遠いぞー。
しかも、今ケニヤとかヤバイんじゃないかな~?
と、母は案じております。
わがまま母