生きているという事は、欲望が渦巻いて、
その執着に明け暮れている。
流行りものに心奪われて、一番に手に入れようとする浅ましさは、哀しいものに尽きるだけ。
時が経ち、それが何の意味を持ってあるのかは、はなはだ馬鹿馬鹿しいものである。
我のものとする大事さも、もぬけのからのように、何一つ残ることはない。
あるものはただ記憶だけである。それも、執着に明け暮れている記憶など、
唯の一つも有益に無く、むなしいだけ。
早々に
足るを知るに至れば、腹に一もつ手ににもつたることもなく、
身軽にして清々しいものである。ただこの身を時の流れに任せて、
寿のみ得るものである。
あれを見たから、これを見たからとて忘却にあり、
だから何が得られるということはなく、むなしく疲れるのみ。無駄という一点に尽きて
命の時が削れていく。
あれを見ねば、これを見ねばと、わざわざを作るのも煩悩具足にあり、
得るところ多大にして遠回りである。
行くことを望まず、居ながらにして落ち着けば、
行くところ仕方なく起こり、会うところ無くして遇い、赤い糸となる。
強く思いに留まるものとなる。
好ましい思いと、好ましからぬ思いは自由にして
善いことはどうあれ、報われて辿り着き、
悪いことはどうあれ、報い行き着く。
生きていくという事は、
捨てること煩悩にあり、得るところそう思うことにある。
して、
この身は、心につき従うものである。
その執着に明け暮れている。
流行りものに心奪われて、一番に手に入れようとする浅ましさは、哀しいものに尽きるだけ。
時が経ち、それが何の意味を持ってあるのかは、はなはだ馬鹿馬鹿しいものである。
我のものとする大事さも、もぬけのからのように、何一つ残ることはない。
あるものはただ記憶だけである。それも、執着に明け暮れている記憶など、
唯の一つも有益に無く、むなしいだけ。
早々に
足るを知るに至れば、腹に一もつ手ににもつたることもなく、
身軽にして清々しいものである。ただこの身を時の流れに任せて、
寿のみ得るものである。
あれを見たから、これを見たからとて忘却にあり、
だから何が得られるということはなく、むなしく疲れるのみ。無駄という一点に尽きて
命の時が削れていく。
あれを見ねば、これを見ねばと、わざわざを作るのも煩悩具足にあり、
得るところ多大にして遠回りである。
行くことを望まず、居ながらにして落ち着けば、
行くところ仕方なく起こり、会うところ無くして遇い、赤い糸となる。
強く思いに留まるものとなる。
好ましい思いと、好ましからぬ思いは自由にして
善いことはどうあれ、報われて辿り着き、
悪いことはどうあれ、報い行き着く。
生きていくという事は、
捨てること煩悩にあり、得るところそう思うことにある。
して、
この身は、心につき従うものである。