つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

こころここに・・・

2015-09-27 | Weblog
生きているという事は、欲望が渦巻いて、
その執着に明け暮れている。
流行りものに心奪われて、一番に手に入れようとする浅ましさは、哀しいものに尽きるだけ。
時が経ち、それが何の意味を持ってあるのかは、はなはだ馬鹿馬鹿しいものである。
我のものとする大事さも、もぬけのからのように、何一つ残ることはない。
あるものはただ記憶だけである。それも、執着に明け暮れている記憶など、
唯の一つも有益に無く、むなしいだけ。
早々に
足るを知るに至れば、腹に一もつ手ににもつたることもなく、
身軽にして清々しいものである。ただこの身を時の流れに任せて、
寿のみ得るものである。
あれを見たから、これを見たからとて忘却にあり、
だから何が得られるということはなく、むなしく疲れるのみ。無駄という一点に尽きて
命の時が削れていく。
あれを見ねば、これを見ねばと、わざわざを作るのも煩悩具足にあり、
得るところ多大にして遠回りである。
行くことを望まず、居ながらにして落ち着けば、
行くところ仕方なく起こり、会うところ無くして遇い、赤い糸となる。
強く思いに留まるものとなる。

好ましい思いと、好ましからぬ思いは自由にして
善いことはどうあれ、報われて辿り着き、
悪いことはどうあれ、報い行き着く。

生きていくという事は、
捨てること煩悩にあり、得るところそう思うことにある。
して、
この身は、心につき従うものである。
コメント
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