つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

金持ちたる重圧

2011-04-25 | Weblog
もし、お金持ちでありながら、
何かを買えなかったということに出会ったことが無かったなら
不幸であり、けだし不幸の中で暮らしていることに気づくことが無く、それを不幸とも思わない。

昔ならまだしも、今は時代に合わせて
ほとんどのものがお金によって手に入る。
お金によって幸せが買えるものであるとするのも理はあるが、
その理は、薄っぺらな人の作り出した中の理である。
自然の理の中には見出すことはできない不幸な理である。

お金持ちに生まれ、お金持ちであり、さらにお金持ちになり、
お金ですべてを持ち上げて、持ち上がり、自分はただの筋肉費弱、脳みそ貧弱。
有り余るお金を持って供養してもそれは当然のことながらで、功徳ということでもない。
お金持ちは、他のために散財して徳を得られるものである。
でなければ何の為の金持ちか、抱え込んで来世には、金に苦しみ金に殺される。下劣なものであるために。
金持ちであることによって試される極苦楽の道標。他より重い。



昔も今もこれからも、お金が敵わないものはある。
それを知らないのは乏しさにも劣ることである。
それ以下が無い。
コメント
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