つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

どこにも無い国

2007-08-05 | Weblog
どんな願いも叶うとするところがあるなら、
人々は皆そこへ行こうと旅に出る。
それは、誰からも遠く離れていて、
遥かな国ユートピアという。
決してたどり着くことが無い、どこにも無い国だから、
哀しく希望に満ちて歌われる。
理想郷に続く人生の道のりの先は、消えて見えないけれど、
哀しき人の生きる糧として、陽炎のように揺らめいて、遥かにある。
人それぞれの人生という道は、皆
そこへ続いて、いまだ計り知れなく伸びている。
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独り仏教

2007-08-05 | Weblog
不浄な身体に不浄な心を持つ。
それがこの世の本来の実体なのに、美しいものとして
すばらしいものとして私たちは生きている。
どれひとつとってもとどまる事のない時間を持って
絶えず変化の中で生きている。
かたちあるものは醜く衰えていくという定めを持って。
どこに永遠で清浄なるすがたかたちのものがあるだろうか?
この世の掟は
またたきの間に醜く朽ち果てる物の定め。
消えてなくなって、どこに行ったのかというのでもなく、
どこにもいかないというのでもない、
エネルギーの微睡み。

私は私を知らないという無知から生じて、
かたちあるものに宿る。
その答えが見つかるまでの間 繰り返す。
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