38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

ブロッコリィ適期、忙しい火曜。

2015年05月26日 | 農と暮らしの日記
ブロッコリィが採れ始めている。
採れ始めている、と言っても、採れ始めたらすぐ終わる。ブロッコリィはキャベツの仲間で、苗もよく似ているし、栽培できる季節も重なっているのだけれど、収穫適期の幅はキャベツに比べて格段に狭い。キャベツにしても、プロ農家なら適期は3、4日なのかもしれないが(あるいは2、3日?)、ブロッコリィは素人目にも「まだ!」と「過ぎた!」の違いが1日、2日の差で表れる。

写真のは、どうだろう。
自分としては適期収穫のつもりだけど、そういう目で見ると、「まだ!」のと「過ぎた!」のが混じっているかもしれない。
1株が150~250gくらいで、うちの単価は800円/kgなので、120円から200円ほど。高値が続く市販のブロッコリィより、いまなら安い。
青虫も、いまなら市販のブロッコリィと同じくらい、ほとんどいない。



火曜、きょうも晴天、そして高温。全国各地で30度超えの真夏日。
朝ごはんは、スナック豌豆とレタスのサラダ、三つ葉の味噌汁。

午前:荷造りして9時頃にフジグラン出荷。
野菜セットの荷造りをして正午過ぎに近場の配達、戻ってまた荷造り。
昼ごはんは、弁当おかず残りの玉子焼き、竹輪の炊いたの。

午後:荷造りを仕上げて16時頃にフジグラン追加出荷。
戻ってすぐ新居浜方面に配達、17時半頃に終わって西条市街に戻り、用事あれこれ。
19時前から収穫、日が暮れるまでに何とか採り終えて帰宅。
晩ごはんは、青梗菜と豚肉の炒めたの、鰆刺身、魳(かます)塩焼き、レタスサラダ。



火曜は出荷に明け暮れる。
野菜セットの数が多いうえに、直売のフジグランも特売日でお客さんが多いから。畑仕事ははなから諦めたとしても、苗の水やりは欠かせないし、自分にも水やりしたり栄養補給してやらないといけないけれど、座っている暇がない。車に乗ってエンジンかけたら、ほっとひと息という感じ。

それでもそれは、楽といえば楽なのかもしれない。
会社員時代、職場で時計に追われてようやくまとめた仕事を鞄に詰め、階段かけおりて街に出て、さらに階段かけおりて地下鉄に乗り、つかのま揺られてまた階段かけ上がり、走って走って先方に持ち込み、汗だくでとって返してまた仕事、なんてのも毎日のことだったのを思えば。
まあ、若いときはそんなのも「生きてる」という感じだったわけですが。



集団的自衛権の行使を容認する法案の審議が始まっている。
こんな法律も、するすると通っていく時代というのが、来るときは来るものなのだなとつくづく。なぜあんなことが、と思うようなことが起きた時代。そのときはそれがするすると起きていったのだ。まさかと思うようなことは、まさかで起きているのではなく、確実にその時代に生きる人が導いている。

<本日のフジグラン西条>
水菜、大根、チマ・サンチュ、ズッキーニ、ブロッコリィ、小さいレタス。
チマ・サンチュは今季初出荷。赤5枚と緑5枚の計10枚入りで128円。定番の焼き肉や手巻きごはんのほか、他のレタス類と同じくサラダに!

<本日の野菜セットの例>
大根、ズッキーニ、ブロッコリィ、キャベツ、水菜、チマ・サンチュ。
セットによってほかに、新玉葱、小さいレタス、オランダ莢豌豆、スナック豌豆、赤い空豆、から。
コメント
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