38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

ズッキーニ定植、トンネルで。

2013年04月10日 | 農と暮らしの日記
この春最多のトンネル6本並び。
中はズッキーニで、トンネルは初めて。昨年は1株ごとのポリキャップ、それ以前は不織布や寒冷紗を被覆していて、今年なぜトンネルになったかというと、やはりこの時期の強風対策というのが大きい。保温だけならトンネルまでの必要はないのだけれど、ポリキャップは風で飛びやすい(昨年は実際に飛びまくった)し、不織布はもう出払っていて新たに買わなければいけないし、ここへきて少しまた寒くなっている(霜注意報が出たりする)ので寒冷紗では少し不安。
ということでトンネル。

といっても、6本すべて隣接するあちこちの畑からの移設。
リーフレタス、キャベツ、ブロッコリィ、ほうれん草、小松菜&蕪の春一番のトンネル栽培に使っていたもので、いずれも収穫が終わったり保温の必要性が薄れてきたので本来なら家に持ち帰るところでの使い回し。

このズッキーニ、播種は3月中旬で植え時を少し過ぎている。
72穴のセルトレイに市松プラスαで40粒ほど播いて、予定では育苗3週間の若苗定植のつもりだったのが、先日の春の嵐で待ち、昨日も強風で待ち、ところが今日もまだ風が強く、しかも霜注意報まで出てしまい、これではいつまでたっても植えられず適期を完全に逃してしまいそうなので、保温・保湿・防風・防虫(ウリハムシ)のすべてに効果が高いトンネル被覆となった次第。
それと、トンネルを片付けておく場所をまだ空けてないから、それも好都合だったりして。



水曜、曇り時々晴れ、今日も強い西風。
朝:6時過ぎからごはん。
荷造りして7時半頃に市街へ、フジグラン西条に出荷。

午前:9時頃から畑に出て上記のズッキーニ定植、トンネル張り。
薫は玉葱の草むしり。

午後:明日出荷分の根菜類を収穫、あちこち中耕・除草。
薫は豌豆類の草むしり。



本四連絡3ルートのうち、岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋が今日で開通25年だそうだ。
ということは開通が1988年(昭和63年)。大学の試験を受けに行った時も高校を卒業して上京した時も本州に渡るのは宇高(うこう)連絡船(宇野-高松)で、その後も帰省の際はほとんどこの船旅で甲板で食べるうどんが楽しみだったのが、就職する前には新幹線から在来線へのJR乗り換えで西条まで帰ってくることができるようになった、というのが僕自身の時代背景。

その瀬戸大橋、当初の想定より早く劣化が進んでいるらしい
それにしても、これだけの大事業だったのに寿命が数十年かせいぜい百年というのは意外な印象だ。原発は放射性廃棄物の処理に何万年かを要することが織り込み済みだというのと比べると、いかにも人間的というか、なぜかほっとする感じさえある。いまのような日本の経済状況が続けば本四架橋も補修や代替わりが困難になり、早晩その役目を終えてしまうというのは大問題のような気もしていたけれど、使えなくなれば分解して材料はリサイクルすればいいことで、崩壊するに任せて海の環境を破壊するようなことさえなければ将来世代への負担といっても計算できる範囲にとどまるのだから、さほど悲観することはないのかもしれない。
くどいようだが、原発と比べれば。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする