38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

ほうれん草も、ぼちぼち。

2010年10月30日 | 農と暮らしの日記
小松菜に続いて、ほうれん草も収穫期を迎えている。
毎年だけれど、ほうれん草の畑はこんなふうになってしまう。生育の速い時期の同じ葉菜類なのに、小松菜の整然とした畑とは違う。草が多いこと、生育が株によってばらばらなこと。

なぜ、こうなるのだろう。
考えられるのは、ほうれん草は小松菜よりも生育が遅いので、その間に草が生えやすいのかもしれない。また、株間(種を播く間隔)も小松菜が1~2cmを目指して播いているのに対して、ほうれん草はもう少し粗く、狭ければ3、4cmくらい、大雑把に7、8cmくらいでもいいかなという感じ。だから草の生える余地が大きい。生育の速さがばらついてしまうのは、ほうれん草という野菜、あるいは植物の性質なのかもしれない。

こういう畑になると、収穫の仕方も小松菜とは違ってくる。
小松菜が基本的に畝の端から、あるいは生育の早いエリアを絞って、いずれにしても鎌やはさみを入れ始めたら株を選ぶことなく片っ端から収穫していくのに対して、ほうれん草は生育の速い株をまびくように刈っている。おそらく“プロ”のほうれん草農家はこうではなく、小松菜と同じようにどんどん刈っていくはずだ。

今朝出荷したほうれん草はスーパーの地産地消コーナー向け。
0.13kg前後を1束にし、うちの単価800円/kgを掛けて1束(袋)98円。4~6株で1束と、まだ小さめだけれど、たぶん数日しないうちに、3~4株で1束くらいに育ってくるはず。ほうれん草はそれくらい大きめのほうが好まれる気がする。

いずれにしても、小松菜と比べると同じ面積からとれる量はかなり少ないのではないだろうか。
うちは小松菜もほうれん草も同じ800円/kgだから、小松菜のほうが割はいい。けれど、ほうれん草のほうが収穫適期の許容範囲が広い(=期間が長い)し、野菜セットとかスーパー直売などが販路だと利益率が高いからといって同じものをたくさん作るより品数を分けたほうがいい。



土曜、曇り。未明まで少し雨。台風14号は雨も風もほとんど影響なく、東へ離れて行った。
朝:6時半頃から荷造り、ごはん。
午前:8時から飯盛会のさつま芋掘り。11/7(日)の飯岡地区文化祭で石焼き芋にする分をみんなで掘って、そのあと水洗いして終了。戻って昼ごはん。
午後:机しごと少し。15時頃から今度は自分の畑のさつま芋掘り。寒さが厳しくなる前、あと3週間ほどで残りを掘ってしまわないといけないけど今年は生育が遅いから収穫を先延ばしにしていて、しかも寒い冬になるという予報だから取り遅れは避けたい。だから、これからが忙しくなる。今日も雨あがりだから芋掘りには不適だけれど、そんなわけで少しでも。
夕方:日没に前後して明朝出荷予定のほうれん草、その他の葉ものを少しずつ収穫。18時あがり。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10/30(土)相原農場で「農・未来塾」。

2010年10月30日 | 農に関する情報
藤田敏が就農前の10か月間研修させていただいた神奈川県藤沢市の相原農場で。藤田家族のレシピ集も販売予定! 詳しくはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする