38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

金木犀、喘息、太鼓の音。

2010年10月04日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットの一例。
前回載せたのは、9/9頃のセットで、その頃と変わった点はというと、じゃが芋が完全に終わったことくらいか。その写真にあった胡瓜はもう今年は終わったこと、そして今回のセットには里芋が入っている。それ以外はまだまだ基本的に「夏のセット」。

10月なのだから、「秋のセット」と言いたいところ。
だけれど、これは毎年のことながら、この時期の野菜セットに「秋」の色は少ない。さつま芋、里芋は確かに秋の味覚だけれど、たいがい夏の終わりにの端境で「早取り」して入れ始めるからあまり新鮮味がない。茄子、ピーマン、とうがらし類、それから夏の葉もの、たとえばつるむらさき、空芯菜などは11月に霜が降りるまであるから、実際は「夏と秋の野菜」といえる。

一方で、スーパーなどに並ぶ「秋の野菜」はまだまだ。
たとえば大根葉。それからもうぼちぼち小松菜、ほうれん草、レタス類など。これらは当地の有機栽培だとまだやはり先になる。で、今回は代わりに、枝豆。といってもこれは先日来ここにも書いているように、「大豆」でとる予定のものをちょっと「かすめとった」みたいな感じでセットに入れているもの。来年は「大豆」とは別にこの時期にとる「枝豆」を播いてみてもいいかもしれない。


一応、セットの内容を説明すると。
右上のピーマンは肉厚の大きめ、下が長茄子、横が枝豆(大豆)、里芋、さつま芋、つるむらさき、オクラと赤オクラ、万願寺唐辛子。以上で1800円くらい、通常の大セット。中セットはこの8割くらいで1500円前後、小セットは2/3くらいで約1200~1300円。お気軽にお申込み、お問い合わせください。



月曜、予報通り晴れ時々曇り。
午前:収穫、セットづくり、市街配達。
午後:市内西部方面の配達と小松のM&Fちゃん一家の新居の見学。いわゆる古民家リフォームの家だけれど、”古民家古民家”してなくて、かなりアバウトな手づくリフォーム感が心地よい家。一家の暮らしスタイルそのままという感じ、はまりすぎでおかしい、けど幸せな気分になる空間だ。
夕方:明朝ぶんの一部収穫、やや強風で飛んだ寒冷紗の掛け直しなど。

真はぜんそくで学校を休んだ。
毎年この時期、おもしろいくらいに、この季節の変わり目に発作が出る。そして、今朝香った金木犀もまた、この時期。彼岸花が遅れても、金木犀は律儀な性格なのだろうか、それとも秋祭りの練習の太鼓が聞こえてきたら、いてもたってもいられなくなって香り始めるのか。

<本日の野菜セット>
写真&上記の通り。

コメント (4)
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