38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

古民家の、暮らし。

2009年04月30日 | 農と暮らしの日記
一寸蚕豆(そらまめ)が、だいぶん太ってきた。
これは品種は違っても例年つくっている普通のそらまめで、今年はこれより少し早くとれる、細めの莢で豆も小さめのも少しあって、そちらは野菜セットに入り始めている。けれど、やっぱりそらまめといえば、こんなふうにぷっくりと太ったのがおいしそう。4月下旬に連日吹き荒れた強風でかなり倒れたが、よっこらしょと起こして支柱とマイカ線で固定したので、なんとかなりそう。



木曜、野菜セットは宅配便のみ。晴天。
朝:5時から畑の水やり。ごはん。
午前:収穫、セットづくり。

昼前に、Aさん一家が来訪。
就農一年目の秋に、ゆうき生協の会員ニュースみたいなのに援農募集の告知を出したら早速家族で隣市から来てくださったのが、ついこのあいだのような気がするけど、もう2年以上も前なのだ。会社勤めしていた一家の主はサラリーマンを卒業し、子どもがふたりに増えて、県内でも新規就農者や伝統的な仕事に関わる若い人たちが多く集まっているまち(とういか山村?)に居を移し、日本の伝統的な「住」の技術を実践的に学ぶことになったようだ。家は古民家を借りていて、いま暮らしながら大規模改修中らしい。

伝統的な「住」、ということなら……。
そういえばうちの近所に、古民家を再生して暮らし、夫は農業を、妻は陶芸をという、もう聞いただけでたまらない楽しそうな若者たち(といっても僕より何歳か若いだけですが)、それを思い出して、そしたらということで、Aさんたちと一緒に、実は僕も外では会っているけど家にはおじゃましたことがなかったので、突然の訪問もいいとこ、忙しい春の晴れの日にTさん宅に押しかけてみた。

家もよかったけど、釣りの餌もよかった。
餌は買うもんじゃなくて捕まえるんだそうだ。ま、考えてみれば餌がそこに生きているから魚もそこに住んでるわけだから、まさに地産地消。とはちょっと違う気もするけど、とにかくまあ、農業やってたら遊ぶ暇なんかないっていうふうに誰が決めたわけでもないし、Tさんたちの暮らしはとてもシンプルで、自給自足的で、僕たちもちょっと近づきたい、そんな気持ちになった。「Tさん」とか書いたけど、寺田さん、西条ブルーベリー農園です。



夕方、じゃが芋の中耕など畑しごと。19時すぎあがり。
19時半から地域の農業者の集まり、「飯盛会」の総会。新年度の活動予定など話し合い。僕は上記の寺田さんと一緒に、秋の地区文化祭出店(石焼き芋など)の担当になった。21時半終了、帰宅、晩ごはん。



<本日の野菜セット>例
新玉葱、春大根、小かぶ、春キャベツ、ほうれん草、小松菜、絹さや、スナックエンドウ、サラダそら豆、リーフレタス、など。
コメント (2)
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