晋ちゃんの気ままな散歩道

あっちこっち横道にそれたり休んだりしながら気ままに散歩しています。

スイスの山と電車の旅日記(11)

2007-10-07 08:41:28 | 海外旅行
8月31日(金)モンブラン空中散歩

朝天気が気になるのでホテルからロープウエイを見たが雲がかかってよく見えない。
エギュ・ド・ミディ展望台へのロープウエイは6時から動いているがその上のロープウエイは9時からしか動かない。


朝食のあと荷物はバスに積み込み防寒具その他最低必需品だけを持ってロープウエイの乗り場へ行った。


空中散歩のロープウエイが動いているらしい。
チケットを買ってエギュ・ド・ミディ展望台まで昇ることにした。
昇り始めてすぐに雲(霧)の中に入りロープウエイの外は真っ白で視界はゼロ。
ヤッパリ駄目かと思ったとき視界が開けた。
真っ青な空と白い雪山が見えた。


ロープウエイの終点、エギュ・ド・ミディ展望台の塔が霧の中に見えてきた。


見えた! モンブランだ!!


展望台の塔もはっきり見えてきた。
上空は快晴だ!

山をくり貫いた断面図。


2,800Mの標高差を約20分、途中乗り換え一回でエギュ・ド・ミディ展望台下に到着。
山をくりぬいて作られた通路を通ってエレベーター乗り場へ。





エレベーターで一気に標高3,842Mの展望台へ。
風があって少し寒い、気圧が下がったせいか体がふわっとして息苦しい。
左の山はグランド・ジョラスか。


目の前にモンブラン。


モンブラン(4,808m)。


モンブラン付近の山の説明図。


モンブランの反対側遥か向こうに三日前目の前に見てきたマッターホルンが見える。
ここからマッターホルンがこんなに見えることは余り無いそうだ。







こんな所でロッククライミングをしている。


雪洞の中を通って空中散歩のロープウエイの乗り場へ。


空中散歩の図。
正面がモンブラン、右側がエギュード・ミディ展望台、左がイタリア、これを往復して帰ってくる。


待望のイタリア側へのモンブラン山群国境越え空中散歩へ出発!







ロープウエイは3台連続して進む。






氷海ヴァレ・ブランシュ。


目の下にクレパス、こんなところへ落ちたら遺体は永久に戻らないだろう。


そんな中をスキーで滑ってゆく人達がいる。




雪稜を下るクライマーたち、早朝しか見られない光景だ。

周りを見回しパノラマの景色を楽しもう。



フランスとイタリアの国境に聳えるモンブランはお菓子のモンブランよりもっと美味しそうなバニラアイスクリームに見える。
フランス側からは「白い優しそうな頂を持つ山」に見えるがイタリア側は岩と氷壁の険しい姿である。
登頂の難しさではアルプスでも指折りの山で「魔の山」と恐れられていた。
1,786年、医師パカールと水晶採掘人バルマが初登頂に成功した。


グランジュラス方向を望む。


百万ドルのアルプスパノラマをどうぞ!




















往復約1時間の空中散歩を満喫、エギュ・ド・ミディ展望台へ戻った。
地に足が着かない緊張と驚き、感嘆、興奮のあと展望台の雲の晴れ間からシャモニーの街を見てホッとした。

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