さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

決戦間近/入れ替わり/カシアス二世/カラスさん欠場

2011-10-01 00:55:37 | 話題あれこれ

渡米して調整も順調顔合わせも済んで、いよいよです。

しかし遠回りといえば遠回りですが、とうとうベガスでメインイベンターとなるのですね。
中学高校の頃から関西のみならず国内のプロをスパーで圧倒し、加古川の天才として
その名を轟かせていた少年時代。
その評判からデビュー戦組むのも大変だったという事実からすれば意外に苦しんだ若手時代。
そこから徐々に成長し、倒しまくった日本王者時代。
ウィラポンとの2敗2分。そして二度のアキレス腱断裂、その過程で失われた輝き。

本当に、何度もこの拙いブログでも書きましたが、今この高みまで、
彼が登ってきたことが、改めて奇跡だとさえ思えます。
以前レンドール・ムンロー戦後にアラサーファンさんからいただいたコメントの通り
西岡利晃の「素敵な続編」は、とうとうこんなところまで続いてきました。

もちろん、どのような結果になるのかわからない今から感動していてもしようがないわけです。
全盛期にはないと見られるラファエル・マルケスの強打は、フェザー級でも通じるレベルにあり、
過去の対サウスポー戦における強さ、そして左右関係なく数々の強敵を倒してきた「倒し慣れ」は、
西岡利晃にとり、大きな脅威です。

そして「勝てば、ノニト・ドネアとの大試合へ」という話も、決して楽観は出来ないでしょう。
現実問題として、WBO王者ホルヘ・アルセという有名選手の存在がある以上、
ただ勝つだけではなく、試合内容が良くて、商品価値をさらに認められる試合が出来なければ、
まず無い話だと思って間違いないと思います。

しかし、そういう様々な不安を抱きつつも、やはり第一に、とうとうこのような試合を闘う
西岡利晃を見られるのだなぁ、という感動を抑えられずにいます。
世界中のボクサーが目指す、王者の中の王者を決める舞台、ラスベガス。
そこに、加古川の天才と呼ばれた少年が、様々な挫折を乗り越え、ついに辿り着いた。

繰り返しますが、本当に「素敵な続編」です。
この続編がどこまで続くのか、それは明日の試合が教えてくれることでしょう。
これまでの感動に感謝を、そしてさらなる感動への期待を込めて、しかと見守ることとしましょう。

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二人のタイ人スーパーフライ級王者が、共に日本人挑戦者を迎えるという話は、
当初の話とは違って、挑戦者が入れ替わって話が進んでいるらしいですね。
WBA暫定王者テーパリットが久高と、WBC王者スリヤンが名城と、という具合に。

なんだかよくわからんですがいろいろあるんですね。
テーパリットのことはよく知らないですが、スリヤンはポンサクレック戦、ロハス戦を
ネットの動画で見ました。見た感じ、なかなか手強いですが、名城にとっては
ロハスよりはやりやすいのかな、という印象でもありますね。

久高はなかなか置き所がない選手になってしまっているというか...
国内で佐藤、赤穂に挑戦する「べき」とまでは思いませんが、
しかしそういう方向の試合をひとつくらいやっといた方がなぁ、というくらいのことは
ご多分に漏れず思います。微妙な書き方してますね、我ながら(^^;)

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カシアス内藤の息子、内藤律樹がプロデビュー、3回TKO勝ちとのことですね。
親父さんの現役時代は輪島功一戦のハイライトくらいしか見たことがないですが、
そうそうな才能の持ち主だろうなと見えました。
その息子で、高校三冠の実績もあり、今後注目を集めそうですね。
ライト級ということでもありますし、先を急がずじっくり育てて欲しいものです。

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亀海の相手、ヘスス・ソト・カラスはケガのため欠場。
ケガのため、ってまたざっくりとした発表もあるものですね(^^;)

解説の浜さんの「カラス、カラス」連呼が楽しみだったのですが...
いやそういうことじゃなくて、やはり直前の相手変更というのはよろしくないですね。
試合の価値がどうしても落ちますし、すなわち勝ってもねぇ...となるのは必定で。
亀海のベガス登場というのも、今回の楽しみのひとつだったので、残念です。

コメント (2)
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