そんなわけでDAZNのPPV「ほぼ」夜通し観賞を終えたところですが、全部で10試合あったんですかね。
一部寝てしまって見落としましたが、見た限りだけでも、これだけ色々盛り沢山だと、見る方もある意味闘いというか。大変でした。
王座転落となったジョー・コルディナはブレイク後?に打たれた左フックの影響もあったが、そもそも、元はライト級の選手で、身体付きも上手く回復出来ていない感じに見えました。
とはいえ、挑戦者アンソニー・カカーチもかなり強くて、これなら王座交代も納得か。
ウェールズとアイルランドのカードがサウジで、というのもなかなかですが、試合内容は熱のあるものでしたね。
ちなみにこのカカーチ、力石政法に敗れたイタリアのマイケル・マグネッシにはスプリットの判定勝ちを収めています。
この選手への、力石の挑戦は将来的にあるのでしょうか。
力石が130ポンドで、いつまで良いコンディションを作れるものか、ちょっと不安ですが、彼ならば、という気持ちもあります。
ヘビー級WBC2位と3位の対決で、フランク・サンチェスをボディ攻撃で沈めたアギット・カバエルには驚きました。
それまでのボディ攻撃も見事、そしてフィニッシュが左ボディジャブというのも、なかなか見ない。ある意味ヘビー級ならではでしょうか。
アンダーに出ていた若手選手、ダニエル・ラパン、デビッド・ニッカ(オプティマス・プライムのお面被って出てきた「ナイスガイ」)、マーク・チェンバレン、モーゼス・イタウマもそれぞれに特徴が出ていて、見ていて面白かったです。
最初に出てきた中東の選手は、やはり一人くらい入れておきたかった、というところかもしれませんが、ちょっと他とはレベルが違いましたかね。
確かにメインも凄かったし、長丁場もそれなりに楽しめはしましたが、やっぱり素材そのまんまをただ流すだけ、本当に何の手もかけていないDAZN日本の姿勢には、ちょっと不満というか、うーむ、と思うところ。別料金取ってこれかあ、という。
そこ行くと手間暇かけて、まあそれが邪魔に思える部分も僅かにありはしますが、やっぱり有り難いなあと思うWOWOWの生中継が、来月も決まりました。
【ボクシング】WOWOWがデービスVSマーティン、ベナビデスVSグウォジクを生中継 スペシャルゲストに村田諒太氏 - サンスポ https://t.co/iWs8CGnJMz @SANSPOCOMから
— 尾﨑 陽介(サンスポ)/Yosuke Osaki (@mrqis10i6ho) May 20, 2024
これでPBCが米Amazonで試合を配信するようになって以降、3つの興行が全部、WOWOWでは生中継されることになります。
PBCが小規模な興行をこれからどうしていくのか、不勉強なもので何も知らないんですが、少なくともこういう大きな興行は、これからもWOWOWで見られるし、おそらく高い頻度で生中継、或いはオンデマンドでのライブ配信があると見て良さそうですね。
サウジマネーがバックにあるDAZNの猛威は凄いものがありますが、日本においてはトップランクとPBCの試合を安定供給してくれるWOWOWにも、負けずに頑張ってもらいたいものです。
上記の通り、番組作りの姿勢自体、比較するのも馬鹿らしいほど差がありますしね。
こういう試合はWOWOWでなきゃ楽しめないです。
ベナビデスまで出るとなるとそりゃ見ない訳に行かない。
しかしつくづく思うのは先日WOWOWで中継された金露、結局ベナビデスともモレノともやらなそうですね。二人とも階級上げそうだし。
で、手頃なの選んで無敵ヒーロー気取り、やれやれです。
大柄で一つ一つ強く、底高さが感じられる。
この選手はもっと出て来て欲しいです
PBCの大イベントはどんどん生中継になりそうで、有り難いことですね。もちろんあちらでPBCとAmazonのタッグが成功していかねば続かないわけですが。
カネロはまさに「待てば海路の日和あり」を地で行く話です。これがスーパースターだチャンピオンだで通っているんだから、情けのうて涙も出ませんね。
かつて亀田兄弟が「ナニワの○○」を名乗っていたころ、「ナニワ」の大衆はこういうのを一番嫌うはずなのに、と首を捻ってばかりいたものですが、カネロの仕業もまさにメキシコのマチスモに最も反するものだろうに、と不思議でなりません。昔は我々の目に「これは強い」と映るメキシカンの王者が、母国ではファンや記者から辛口の評を受けている、なんて話が聞こえてきたものですが...最近は本当にどうなってるんやろうか、と思うばかりですね。珍しくこの間の試合後、リング上で突っ込まれてましたが、あれ以外に何か言われたとか、全然聞きませんものね。