ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

イルカ漁

2007年04月15日 | 気にかかる
             霧峰スミレ
        肥後スミレよりもっと小さい
    これは葉っぱも小さい、首をス~ト伸ばして咲く
       ホトトギスのような斑点が可愛い
        しげこさんっちよりお嫁入り

イルカといえば、水族館で芸をして私達を楽しませてくれる賢い生きものと言う感覚しかなかった。その私に晴天の霹靂の事実が飛び込んできた。

イルカの肉をクジラの肉として売っていると言うのです。とても信じられません。でも映像がそれが真実である事を映し出しています。大和煮と書かれたもの、ジャーキーと書かれたもの、全て「くじら」の字が前に付きます。

クジラは今は少なく、高価なので、たまに関東煮に入れる「ころ」を買うぐらいですから、クジラと証したイルカが売られているとしても食べていないと思うのですが・・・。

私が毎日訪問しているブログに書かれていたのです。イルカを食べる事に対してのバッシングの映像と記事が、アメリカを中心に広まっていると言うのです。日本政府に抗議をしようと言う事と映像がセットでネットを通して広がっているのだそうです。

信じられない気持ちで映像を見てみました。今の今までイルカを食べるものの対象として見ていなかった、人間に近い頭脳を持った生きものであると信じて疑わなかった私にはとても見るに耐えない映像だった。

流れる説明は英語なので分からないにしても、最初にいるかの大群が写る。日本の近海にこんなに大量のイルカがいることすら私は知らなかった。

二艘の船の間の網には大量のイルカが捕らえられている。銛で突いて船に揚げたり、クレーンで吊り上げたりしている。地上ではイルカの目と前ヒレ?の中間辺りを鎌の様なもので叩き切る。大量に流れる血、もがくイルカ。それを横目に通る人。トラックの上でもまだ息絶える事の無いイルカが暴れるので血塗られる車。まだ酷いのは軽トラックの後ろにつながれ引きずられて大地を血に染めていくイルカ。

こんな事が日本で行われていたなんて知らなかった。この映像を見たらそりゃ日本人は何て野蛮だろうという事になるだろう。イルカの年間漁獲量は1万6000頭前後らしい。ブログの主は言う年間3500万頭の牛を食べているアメリカに言われたくないと。勿論イルカ漁は止めて欲しいと願うけれどと。

牛、豚、鶏と他の生物の命を貰って食としていることは間違いないが、それは食料として飼育されている。クジラの捕獲量が制限されている事は知っているが、食べる量を控えれば良いと簡単に考えていた。イルカ漁はこのクジラの制限に関係ないのだろうか。其の映像が写された地方、日本の漁港をネットで調べてみた。イルカ漁については一言も触れていない。綺麗な海、ダイビングの宣伝のみだ。映像で見た大量のイルカの血で真っ赤に染められた浜辺とは対照的である。

私は知らなかったが、以前「ケンタッキーフライドチキンの契約養鶏施設の虐待映像」が流された事があるそうだが、其の映像と「その他の家畜や動物達の虐殺映像」も見ることが出来るようになっていたが、私はとても見る気になれなかった。

イルカが日本に近寄ってこなければ、捕われる事が無いのだから、どうか近づかないでと祈りたい。イルカは賢い動物だと言うのだから、一頭でも逃げ帰って、日本に近づくな!と仲間に伝えてくれないだろうかと大真面目で考えている。

捕獲業者もそれで生きているのだけれど、イルカをクジラと偽って売るなんて、いけない事だと思う。胸の塞がる悲しい夜になりました。

コメント (4)
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