ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

石原知事の発言の功罪

2007年04月11日 | 新聞から
            (見~つけた)
        何て繊細で可憐な花でしょう
          リンゴと同じですから
         花後に実がなるそうです
             楽しみです

東京都知事に再選された石原さんが、兵庫県井戸知事に関して『神戸の地震で(自衛隊派遣を求める)首長の判断が遅かったから2000人の余計な人が死んだ』と発言した。

他事ではなく我が県の事である。「えっつ!そうなん!」と思った。単純に信じたのは、隣の伊丹に駐屯所があるのに、何だかもたもたしていた記憶があるんです。けが人の受け入れ先の確保にももたつきがあったと覚えている。

井戸知事が反論した『自衛隊の派遣要請の速さと、犠牲者の数は阪神大震災では余り脈略の無い事』と。これは違うと思った。人命に関しては、迅速さは必要条件と思う。全ての人が即死したと言う想定でものを言っている。そんな単純なものではないと思う。すばやい判断で行動を起していれば、石原さんの言う犠牲者の1/3と言うのはオーバーとしても、死ななくても良かった人は居るはず、と私は考えます。

今朝の新聞に批判記事が出た。筆者も其の点を突いている。『自衛隊派遣が人命救助と「脈絡が無い」と言えるか』『震災当時の知事(貝原俊民)は公用車のお迎えを待って県庁に登庁したのは、地震発生から2時間以上経ってからだった。自衛隊への派遣要請はそれからなお2時間近く掛かり、しかも要請したのは一係長だった。

私は県知事が徒歩で県庁に駆けつけて、陣頭指揮に当ったと聞いていたのだが、誰か女性との対談だった。ではアレは嘘だった?それとも他の人だった?新聞にこうして書かれるくらいだから、公用車が本当だろう。それとも自動車が動けなくなった所からと言う意味だったのだろうか?いやいや、家から駆けつけたと聞いて、私痛く感心したものだった。

当時、貝原知事は自治省のお役人だったって書いてあるけど(二足のわらじ、それも高級なわらじ履けるんだ。知らなかった)でもそれって変、自治省に席を置いたままってこと?そんなはず無いよね。4期だから、16年も知事職にあったんですよ。大阪府の大田知事も元役人でしょう。役所を退職して、選挙に打って出るのと違うのですか?私は政治の世界には疎いんですけれど・・・。

時間に関しては、あの町の崩壊を知らない方には想像もつかないでしょうから、家からの時間は掛かったかもしれない。でも到着後の2時間は長すぎる。それでも決断できず、要請したのは一係長だと言う。県民は知事がそんなに決断力の鈍い人って知らなかった。総指揮官が優柔不断だったわけだ。其の時、井戸さんは副知事だったから、同罪だよね。だから不快感を表したんだ。

今思い出したけど、自衛隊の方からの出動の申し出を断ったんじゃなかった?何故なの?って思った記憶が甦ってきたけど・・・。阪神大震災があった事は忘れないが、其の細部については私の中でどんどん風化していってるんだな~と、この問答で気付きました。

石原さんは過って国会議員時代、弟の裕次郎さんが離島で病気か怪我をして輸送の手段が無かった時、自衛隊のヘリコプターを使いましたよね。これは悪い意味での機転、いや職権乱用だね。これを考えても、人の命にはすばやい対応は必要なんだわ。

記事はこう結んでいます『12年前の大失態をろくに反省していない首長を持つ兵庫県の人たちは夜も眠れなくなるのではないか』

私達は「反省の無い人」とは知らずに知事に選んでしまった。それに気付かせてくれた事は石原発言の功だと思います。

コメント
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