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国立国際美術館  『クレオパトラとエジプトの王妃展』

2015-10-12 23:50:11 | Museum

2015.10.12. Mon.

 国立国際美術館  『クレオパトラとエジプトの王妃展』  2015年10月10日(土)-12月27日(日)

     

「約5000年前に誕生した古代エジプト文明の歴史は、王妃や女王抜きには語れません。彼女たちは王であるファラオを支え、時に政治的・宗教的に大きな役割を果たしました。

「絶世の美女」と語り継がれるクレオパトラ(クレオパトラ7世)は、古代エジプト最後の王朝を率いた人物です。波乱に満ちたその生涯に、後世の人々はさまざまな物語を見出してきました。

本展では、クレオパトラを中心に、ハトシェプスト、ティイ、ネフェルトイティといった魅力あふれる女性たちに焦点を当て、その実像に迫ります。

ルーヴル美術館、大英博物館、ボストン美術館、ベルリン・エジプト美術館など世界の名だたる美術館・博物館の所蔵品を中心に、14カ国、約40の所蔵先から集う貴重な品々をお楽しみいただけます。」

久しぶりの国立国際美術館。 一時は会員になっていたほどはまっていたっけ。

「クレオパトラ」を前に押し出しているが、女王として君臨したハトシェプスト、少年王ツタンカーメンの祖母・ティイ、アマルナ時代を代表する王妃ネフェルトイティ(ネフェルティティ)や、イシスをはじめとする女神にもスポット・ライトが当てられていた。

新王国18~20王朝時代が中心で、プラス最後の王朝、クレオパトラの時代が加えられている体。 恐らく新王国では18~20王朝辺りが世相も落ち着いていて、素晴らしい美術品が多く作られたのではないかと思われる。 調べてみると、王に権力が集中し、金が戦利品として大量に持ち込まれたようだ。

今回の企画では、幅広い館からの出展だったのが目立った。 パリ・ルーヴル美術館、ロンドン・大英博物館、ベルリン・エジプト博物館、ウィーン美術史美術館プラス、小さな美術館や個人からの出展が多く、各地を巡ることは難しい私には、有難い。 「これは美しい」と感じるものは、大手の美術館より小さいそれの出展が多かったから、なおさらである。 (集めた学芸員さん、凄い!

もちろん、ルーブルや大英博物館のエジプト・コレクションには及ばず、迫力に欠けるのは否めないが、こじんまりとした見やすい会だった。


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