日々是勉強

気軽に我流でワインを楽しんでみようかと。

大古事記展

2014-11-24 21:41:37 | Museum

2014.11.24. Mon.

祭日の定休日を利用して、こぱんちゃんと美術館に。

大古事記展』 @奈良県立美術館

「七支刀」が見たくて出かけたが、こぱんちゃんは既に東京の『国宝展』で見たことが有るのだとか。

 石上神宮のHPより

鉄製で、身の左右に各3本の枝刃を段違いに造り出した特異な形をした剣です。全長74.8センチで、下から約3分の1のところで折損しています。
剣身の棟には表裏合わせて60余字の銘文が金象嵌で表わされており、その解読が明治以降続けられ、現在では大体次の様に解釈されています。
 
(表面) 泰□四年(□□)月十六日丙午正陽造百練釦七支刀□辟百兵供供侯王□□□□作
(裏面) 先世以来未有此刀百済□世□奇生聖音故爲倭王旨造□□□世
 
冒頭の「泰□」の2字目は、現在僅かに禾偏(のぎへん)を思わせる線が残っているのみで、旁(つくり)にあたる所にはこの文字を探究した人がつけたと思われる傷痕があって、字は詳らかではありません。しかし、「泰和(たいわ)」として東晋(とうしん)の年号「太和」(西暦366~371)の音の仮借とみる説があり、それによるとこの七支刀は西暦369年に製作されたと考えられます。

この七支刀は『日本書紀』に神功皇后摂政52年に百済から献上されたとみえる「七枝刀(ななつさやのたち)」にあたると推測されており、前述の推定に誤りがなければ、この七支刀の銘文は『日本書紀』の紀年を訂正し、その伝承を裏付けることになります。しかも、この銘文は、我が国古代史上の絶対年代を明確にする最古の史料なのです。

 


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