朝の虹

10月16日（日）快晴

 

虹色の一般的なイメージには、希望、夢、平和、幸運、清らか、理想郷、儚さ、架け橋、メルヘンなどがある。僕のイメージとはかなり異なる。デンマークの女王が、王室スリム化のために孫2人から称号を剝奪。世界も国民も驚いているらしいが、当然のことだろう。世界に王国は、日本を含めて32か国。「特権家族ー上流国民ー一般人（パンピー）－下層民ー貧困家族」。こんな不平等、国家的差別制度を許してはならない。君主制国家は共和制国家に進化すべきだ。円安と不況が進む日本では来年、餓死者が出るよ。

 

下流老人　

夜の虹

10月15日（土）快晴

 

数日前の日没直前、村のショッピングセンターを出たら、東の空に虹が見えた。月も出ている。10月4日の朝、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射され、青森県を横断して、日本からおよそ3000㎞の太平洋に落下した。Jアラートのサイレンが鳴り、ユミの故郷の深浦町も、僕たちが住んでいた十和田市も大騒ぎ。「地下に避難しろ」とのことだが、どちらの街にも地下施設なんかない。マッハ５は時速6174㎞。イージス艦でも地上のペトリオットでも、撃ち落とせないだろう。三沢の米軍基地も東通りと大間の原発も攻撃目標だろう。青森県は危険がいっぱいだ。

 

Jアラートは税金の無駄遣い　

 

雨脚（あまあし）

10月14日（金）曇

 

杜甫の漢詩に「雨脚」が初めて使われてた。杜甫には降り注ぐ雨が筋や白い糸のように見え、それを脚に例えた。あるいは雨が通り過ぎて別の場所に移っていく様を見て、雨には足がついているようだと考えた。このところ東のテラスから、毎日のように雨脚が見える。よく見ると水平線（30㎞先）には数隻の貨物船が浮いている。豆粒のように小さいが、どれも全長200mを超える巨大貨物船だ。ケアンズの夏は雨期で、夜間雨が降る。既に夏の陽気で、深夜から朝にかけて雨が降り、日の出のころには雨が止む。また「雨柱（あめばしら）」とは局地的な強雨を遠方から見たときの柱状の雨の通称。

 

珊瑚海の雨柱（あめばしら）　

焼肉とキムチ

10月13日（木）曇

 

ジミー一家がシドニーに帰った。食糧持参で来たらしく、レトルトなど数種の食品を大量に残していった。韓国海苔とキムチは包装を剥がすだけで良いが、韓国産のご飯はどうやれば食べられるのだろう。容器に「Cooked White Rice」と英語で書かれている以外は、韓国語の説明がぎっしり。オンラインで調べるしかない。子供のころから米飯は好きではないから、今日の夕食は焼肉とキムチと韓国海苔。カルビとタンは、シティーの日本食材店で買った日本製品だが、久々に韓国テイストを堪能した。

 

一人焼肉　

ボートハウス

10月12日（水）晴

 

ジミー夫妻を案内して、ヨーキーズノブのボートハウスで食事。シドニーの市街地およびシドニー港が面している天然の入り江＝ジャクソン湾には規模的には比べようがないが、ここにはヨットクラブと沖止めの旅客船を運ぶテンダーボートの発着場がある。韓国出身で在豪20年を超えるジミー夫妻は、アウトドアは苦手らしく、お喋りと食べることが得意らしい。豪州で生まれた13歳の娘ソフィアは米国の大学で学ぶつもりで、5年後には母子で渡米。ジミーは単身豪州に残るか、韓国に帰って、2人の生活費を送金する覚悟だ。シドニーでコーヒーショップを経営しているが、この1週間のケアンズ旅行が、最後の家族旅行になるかもしれないと言っている。アールヒル登山を提案したが、2人とも乗り気ではない。

 

アールヒル登山　

ブランドの色メガネ

10月11日（火）快晴

 

引っ越しの荷物を整理していたら、息子からもらったブランドの色メガネが出てきた。僕はサングラスをかける習慣がないので、一度も着用していない。色メガネの好きなジミーに「あげるよ」といったが遠慮して受け取らない。「トムハンクスみたいだ」と褒め殺したら、やっと受け取った。Ray‐Banというブランド名は、「レイは着用禁止」という意味だ。捨てずに済んだし、実はジミーも欲しかったらしいので、良かった、良かった。

 

イチゴ泥棒じゃないよ　

 

ドローンで空撮

10月10日（月）曇

 

ドローンは既に子供の玩具と化している。僕のアパートにも時々中学生が飛ばすドローンが、プールを覗きに来る。ウクライナではドローンが戦争の道具。敵の偵察や、ミサイル発射や、自爆攻撃を繰り返している。ドローン技術に遅れているロシア軍では低性能のイラン製ドローンに頼っている。東部戦線でも南部戦線でもウクライナ軍の反攻が目覚しい。ロシア軍は武器を捨てて逃走。ウクライナ軍の戦車の7割は鹵獲（ろかく）したロシア製戦車らしい。

 

空撮写真　

十三夜

10月9日（日）快晴

 

昨夜は日本の十三夜。名月を見ながら、芋や栗や大豆を食べながら、月を眺めて収穫に感謝する日。僕は芋も栗も好きじゃないから、月を見上げながら枝豆を食べた。今年の英国の収穫祭は、9月11日（日）で、日中韓の中秋節の翌日。ずいぶん賑やかだったらしい。VUEアパートの十三夜も、プールの旅行客が騒々しい。珊瑚海の船灯りは、www/Live Ship Mapによると、シンガポール国籍の「オーシャン・ゴールド号」。229mx37mの貨物船だ。

 

中秋と十三夜　

プール清掃

10月8日（土）晴

 

売りに出すVUEの僕のユニット（４LDK）の写真撮影のために、プロのカメラマンと空撮のドローン・カメラがやって来る。プールが少し汚れているので、プール係のルースに大急ぎの清掃を依頼。水中ロボット掃除機だと時間がかかるので、長い柄のついた手動の掃除機を使用して、1時間半でプール清掃が完了。同時進行形で、僕はルンバのスイッチをオン。プール清掃が終わったので、1000m泳いで家に戻ると、全室きれいに掃除が終わっていた。

 

ダスケ3世とピカリン　

 

横縞のネクタイ

10月7日（金）曇

 

出不精のジミー一家をテーブルランドのドライブに連れ出した。コーヒー、マンゴ、バナナのプランテーションを見物。次にグラナイト・ゴージ（花崗岩の渓谷）へ、お決まりのロック・ワラビーを見に行く。水害のためかワラビーが減少して6匹しか見当たらなかった。その代わりなのか、受付横にヘビやトカゲが展示されていた。1ｍくらいの子供のニシキヘビがいたので、首に巻いて、お決まりの写真撮影。ジミーも怖々と首を差し出した。よし、よし。

 

ロック・ワラビー　

今日の朝食

10月6日（木）晴時々小雨

 

1週間の予定でシドニーの友人のジミー一家がケアンズに滞在中。3人家族なので、VUEの408号室（3LDK)を借り上げて提供。お礼に1日2食の手作り料理をご馳走になることになった。今朝のメニューは、ブロッコリー・カリフラワー・マッシュルームのスープ。目玉焼きと生サラダ。ブルーベリーとヨーグルトのデザート。ソーダー・ウオーター。少し物足りないので、アボカド・スライスの刺身に醬油をかけて食べた。そのあと1時間の雑談。

 

ジミーのピーナッツ　

クジャクの求愛行動

10月5日（水）晴

 

3年ぶりにテーブルランドのバナナ農園を訪れた。この農園は醸造所を併設していて、サトウキビからラム酒を作っていたが、最近ではテキーラも始めて、バナナ畑の隣にアガベ畑が広がっていた。畑では半野生化したクジャクが飛び回っている。写真中央にいるのは羽根を大きく広げた求愛行動中の雄クジャク。左手にいる雌に盛んに秋波を送っている。あまりの迫力に圧倒されて、もう1羽の雄は逃げ出した。

 

ビーチのクジャク通り　

 

ライトトレーラー

10月4日（火）快晴

 

年末か来年早々に日本移転と決めた。大急ぎで現在のアパートを売却しないといけない。その前に家を空っぽにしないといけない。ゴミ捨て業者に家具などの搬出を依頼。ライトトレーラーが登場。自動車に牽引させる目的で作られた軽量な被牽引車両で、自力で動く能力はない。ライトトレーラーの連結器は、牽引車側の後部にヒッチボールを取り付け、そこにトレーラーのカプラーを押し込みロックする。専用のナンバーと尾灯（車幅灯、制動灯）が必要。

 

超ヘビーなトレーラー　

南十字星

10月3日（月）晴

 

深夜に目が覚めてテラスに出た。珊瑚海から千切れ雲のようなスバル（プレアディス星団）に続いて、大きなオリオン座も昇った。テラスのプールサイド・チェアーに寝転んで、3時間夜空を見続けた。テラスには左右の壁と庇（ひさし）があるので、首を少し傾けるだけで、余計な光を遮断できる。星座中で最小の南十字星も追いかけてきた。流れ星も10個くらい見た。スマホカメラでもまずまずの写り。スマホの進化は著しい。人間の進歩の遅いことよ。

 

南十字星（サザンクロス）

ロシアの反戦運動

10月2日（日）快晴

 

ロシアでは「プーチンの戦争」に抗議するデモが各地で拡大中。反戦運動とは、戦争に反対して自国政府を打倒する命を懸けた戦い。国民のデモやストは国家の暴力装置＝官憲・軍隊に徹底的に弾圧される。国民は武器を取り、革命戦争＝内乱に発展する。ロシアは1917年に世界で初めて革命に成功した国。歴史を再現するには、徴兵拒否と脱走を拡大し、それを支援する国際的連帯が必須だ。今日からNSW州は夏時間。シドニーは1時間ケアンズより時間が先行する。歴史よ進め！

 

アナーキズム