10月19日(水)曇
ロシアの無差別ミサイル攻撃で我家を失ったウクライナの一家の映像がTVに流れる。茫然自失の状況から、住処を失っただけではなく、思い出や将来の夢も失った姿だ。4週間前に、引っ越しの荷物を片付けていたユミが、パニック症候群のために救急車で1日入院。思い起こすと45年前、初めて家を建てた下北から6年後に、十和田に引っ越す時に亡妻のマキが数か月間うつ状態に陥った。昼夜突貫工事で家を建てて、半年後に全快した。再建した病院、新聞社、反原発団体のリーダー、酪農施設、ホタテ養殖場などすべてを捨てた。そして何より、2人の子供を産み育てた家に対する喪失感だったのか?