11月15日（水）晴
シティーのシャングリラ・ホテルの前にヘリポートがある。「GBRヘリ」という会社が経営しているから、グレートバリアリーフの遊覧飛行が主要業務らしい。ケアンズ空港にはヘリ会社が数社あり、奥地や小島への移動、農業支援、測量と空撮などを請け負っている。観光ヘリは30分で1人2万円前後。天気の良い日に空から眺めるGBRは見ごたえがあり、クジラを目撃できる機会も多いが騒音には閉口する。観光ドローンが早く実現して欲しい。
11月14日（火）晴
学校は日本最大のブラック企業だ。部活は生徒の「自主的な活動」のはずなのに、現実は強制加入となっている。教員もほぼ全員が部活顧問に割り当てられる。部活の指導技術は教員が自費で習得しないといけない。顧問は無給の時間外労働を強制され、土日も潰され「過労死ライン」に達する週20時間以上の残業を余儀なくされる。保護者の過度の期待で、体罰や事故やいじめの原因となっている。事故が起きると顧問が責任を問われる。
11月13日（月）快晴
癌の自由診療がやりたい放題自由にできる国は先進国で日本以外で聞いたことはない。エビデンスもなく、健康保険も効かず、効果もなく、高額な医療費をふんだくる免疫療法。カルト医療や 民間療法や免疫療法をやっているクリニックなどは、緩和ケアやホスピスなどと連携をしていない。初診時は揉み手で迎え、お金がある間は暖かく対応する。しかしプラシーボ効果がなくなり、お金が無くなると見向きもしなくなる。
11月12日（日）曇
2025年には認知症の人が日本で700万人を超える。認知症は、記憶をはじめとした認知能力が衰え、自力で日常生活を送ることが難しくなる状態を言う。その原因となるアルツハイマー病など脳の病気を治す方法は見つかっていない。しかし医学誌「ランセット」の論文では、仮に以下の要因を完璧に無くせたら認知症の3分の1は予防できると述べる。高血圧、糖尿病、肥満、運動習慣のなさ、喫煙、飲酒、幼少期の質の低い教育、社会的孤立、難聴、うつ症状。
11月11日（土）曇
「タバコを吸う患者と極端な肥満の患者は健康状態を改善するまで手術を受けられません」――英国のハートフォードシャー州がそんな方針を打ち出した。緊急手術は例外だし、禁煙やダイエットのために無料の公的アドバイスやサポートもある。この決定に先立つ1000人以上の州民を対象にした世論調査では、術前の禁煙についての賛成が85％、肥満患者がBMI値40以下にしなければならないダイエットへの賛成が85％だった。
11月10日（金）曇
医学用語で「科学的根拠に基づく医学（evidence based medicine）」＝臨床結果の科学的根拠及びある治療法が良いとされる証拠。1991年カナダのガイアットが提唱し医療界の原則として定着した。従来の医学は自分の経験、先輩の意見、教科書に頼ってきたが、新しい医学はパソコンで文献を検索して批判的検討と情報統合を行う。エビデンスのないものは医学的に正しいとは言えない。例えば漢方薬、癌の免疫療法、納豆と玄米が健康に良い…などだ。
11月9日（木）晴後曇
日韓中を歴訪したトランプ氏は北朝鮮の脅威を煽って3国に高い買い物を約束させた。安倍氏は懸命に努力したが、日米首脳の合同記者会見でトランプ氏は「日本人は健全で都市は繁栄している。世界でも優れた経済を築いた。しかし米経済には遠く及ばない。米国はその状態を保ち、日本は2~3番手であり続ける。そうだろう、晋三？」と言った。豪ABCニュースは「トランプ氏はいじめっ子のようで、安倍氏は微笑んでごまかすしかなかった」と伝えた。
11月8日（水）快晴
2002年から日本の学術研究は質、量ともに国際競争力が低下。2015年の「人口あたり論文数」は世界37位で中国、シンガポール、台湾、韓国のはるか後塵を拝している。現在の日本の学術的発信力はOECD諸国の中では最下位レベル。教育に対する公的支出比率は先進国最下位。原因は大学や研究所の会議と書類書きが極端に多いこと。そして研究者の自覚の欠如。「文科省がやれと言うから」という理由で研究し、「逆らうと金がもらえないから」という俗な理由で屈服する。
11月7日（火）快晴
トランプ政権の10か月は歴史上かつて経験したことがないような異常な10か月だった。側近が選挙戦でのロシアとの不適切な接触などが取り沙汰され次々と辞任。今や政権は無条件の忠誠心が期待できる親族と軍人によって辛うじてその機能を維持している。同盟各国首脳がトランプの言動に苦言を呈する中、安倍首相だけがトランプと異常に親密な関係を維持していることにも注意が必要。日本の国家的品位や人権感覚にまで世界から疑いの目が向けられる恐れがある。
11月6日（月）快晴
豪ブリスベン郊外の「オーストラリア動物園」で12匹の赤ちゃんコアラが生まれ、その中の1匹が白いコアラだった。白さの原因は、母親コアラのティアから受け継いだもので、アルビノ（メラニンの欠乏を引きおこす先天的な遺伝子疾患）のためではない。ティアが以前出産した赤ちゃんコアラも同じく色素が薄い劣性遺伝とのこと。アルビノであれば目と鼻がピンクになる。まだ名前はないが、動物園には行列ができている。
11月5日（日）快晴
OZもびっくり！ガイドブック「ロンリープラネット」が2018年版「訪れるべき都市」10選を発表し、第3位に豪州の首都キャンベラを選出。国宝、ブティックエリア、美食、文化体験などで高採点だが、とりわけ食文化に注目。地元産のミルクとともに味わうコーヒー、農家直送のオーガニック食品を楽しめるカフェやワイナリーなど、コンパクト都市でも幅広いチョイスが揃う点を魅力としている。
11月4日（土）快晴
国別男女平等を順位付けした「世界経済フォーラム」の報告書が公表され、日本は144カ国中114位と、去年より三つ順位を下げた。日本が特に出遅れているのが政治分野での男女平等だ。女性議員は衆院47人（10.1％）、参院50人（20.7％）。地方議会も12.6％にとどまる。1946年に女性が参政権を得てから女性議員が１人も誕生していない県は青森、富山、山口、香川、高知、佐賀、大分、鹿児島の８県ある。
11月3日（金）快晴
所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされる額の現金を定期的に支給するという生存権保証政策。生活保護、失業保険、医療扶助、子供手当など個別対策を一元化して国民生活の最低限収入を補償することを目的とする。昨年スイスでは全国民に一律28万円を支給する制度導入が国民投票にかけられたが否決された。今年はハワイで導入が検討されている。格差社会の解消になりそうだが…。
11月2日（木）快晴
ハワイのホノルル市で、スマートフォンを見ながらの道路横断を禁止する条例が先週から施行された。違反した場合、最高99ドル（11,000円）の罰金。日本では歩きスマホが常態化し、視覚障害者のみならず健常者の事故も増加した。鉄道駅の統計では、2006年は161件だった転落、接触などのホームで発生した「人身障害事故」は、2014年には年間227件と増えている。日本ではハワイ以上の強力な取り締まりが必要だ。
11月1日（水）快晴
僕の家は４LDK。WiFiルーターはユミの書斎にあり、僕の書斎との間には浴室のコンクリートの壁がある。居間との間にも洗濯室や浴室があり電波が飛びにくい環境だ。東京で4500円でWiFi 中継器を購入したが電圧が110V。220Vへの変圧器を5000円で購入。ついでに同機種のWiFi中継器をもう1台購入。12,000円だった。居間と僕の書斎に中継器を設置したら、ストレスなくWiFiがつながるようになった。同機種で値段が違うのは納得できないが…。
