豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

 冬の時代

2002-06-12 15:20:13 | 海外旅行
6月12日(水)快晴

    冬の時代

今年のヨーロッパは異常に寒い。オリビア号もついに冷房を暖房に切り替えた。それでも寒いので毛布を2枚かけて寝ている。冬のオーストラリアから脱出して来た僕は夏物の服しか準備していない。
「引退してオーストラリアに住んで、一体何をしているのですか?」とよく尋ねられる。「難民と留学生の世話をしています」と答える。その他にベンチャー企業の支援事業もやっている。基金は30億円。これを年利4%で運用して、税金や諸経費を除くと9000万円が残る。
① 留学生10人に1人年間300万円を5年間支給する。1年間に3000万円を要する。5年間で1人に1500万円支給する。返済の義務はない。将来最低1人の留学生の面倒を見ることを口約束させている。
② 難民10人に1人年間300万円を5年間支給して高等教育を受けさせている。1年間に3000万円を要する。5年間で1人1500万円を支給する。返済の義務はない。将来最低1人の難民の世話をすることを口約束させている。
③ ベンチャーを企画する若者2人に1人年間1500万円出資している。1年間に3000万円を要する。多くの場合僕が当該株式会社の株を100%保有することになる。これはいつでもベンチャー側で買い戻すことができる。

30億円の基金を年利4%で運用することが次第に困難になってきている。僕と同様に私的奨学金制度を運営していた友人はバブル崩壊で破綻した。株や国債が不安定な上に、銀行が倒産する時代だから各種基金も存続の基盤を失いつつある。ベンチャー側から基金の還流が図れればいいのだが、今はベンチャーにも冬の時代だ。ハリマオ・ラーメンには頑張って欲しい。

読書:「アルコール問答」なだいなだ

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