豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

諦めと悟りの国

2007-12-19 20:38:37 | 政治・経済
12月19日(水)快晴

日本では冬季賞与が3年連続過去最高なんてすごいですね。だけど自動車メーカーT社の系列企業が時給800円で従業員を募集しているのを見てびっくり。豪州の最低賃金は時給1700円。日本人ワーホリが時給600円くらいで働くので、他の国の学生たちから苦情が続出。僕は今年初めて40万円の国民年金をもらいました。それが月額ではなくて年額と聞いてびっくり。1ヶ月35,000円以下?だって僕の豪州の年金は1日35,000円以上なのに。45歳以上の外国人は1ヶ月に60万円以上の不労所得がないと豪州ビザは下りないのです。

日本の若者

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The country of philosophy and enlightenment
Wed. December 19 : fine

Japan is wonderful that winter bonus is new high for 3 years. I was surprised that an affiliate of T automobile maker was recruiting employees for $8 per hour. In Australia the minimum hourly wage is $17. As Japanese working holiday makers work an hourly wage of $6, many students from other countries complain after another. I was given national pension of $4,000 this year for the first time. I was surprised again by knowing it was not a monthly sum but the annual sum. Oh my god! Is it less than $350 per month? My Australian pension is more than $350 per day. Actually, a alien who are more than 45 years old cannot get Australian visa if he/she does not have more than $6000 unearned income per month.

young people in Japan
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5 コメント

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年金 (ara)
2008-04-06 21:40:35
失礼します。
日本での国民年金が月額35000円で、オーストラリアでの年金が1日35000円って、冗談じゃないですよね、
どのくらいの年数でそのようになるのですか・・・・?
教えてください。
それが世の中に広まったら、仰天のなにものでもないでしょう・・・・
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豪州の年金制度 (管理者)
2008-04-07 14:57:47
豪州は自己責任の投資型の年金で、年金は無税です。
年金は55歳からもらうことができます。
年金の積み立ては1年に1500万円が上限です。

仮に45歳から年間250万円を10年間積み立てると、20%の配当と合わせて5000万円になります。
55歳から20%の配当を年金として受け取れば、1000万円(日額27000円)の年金が支給されます。
死亡すれば基金の5000万円は遺族に返還されます。
豪州に贈与税や相続税はありません。

豪州の銀行利息は7%、ローリスクの株の配当は20%、鉱業労働者や建築技術者の年俸は2000万円くらいです。OZは貯金より投資を重視します。
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大元の原因 (ara)
2008-04-07 20:23:22
ありがとうございます。
感謝です。
でも、最初月に約20万円の年金を10年掛けると思ったら、これは大変だなあ、と早トチリしてしまいましたが、鉱業労働者、建築技術者の年俸を聞いて、愕然としました。
これが事実なら、全く嘘みたいな話ですね・・・・
イヤイヤ、とんでもない話です。
あまりの格差に愕然とします。
何処にその違いが発生するのでしょうか・・?

資源有無と、土地の広さによる機械化の違いと、人口比率と、経済の効率性、非効率性(無駄な経費がない)例えば天皇皇族の存在による余分な費用負担や、政府の資金有効利用の偏向とか、

確かに企業としては、機械化による上がりの方が、手作業による上がりよりは、能率が全然違うでしょう・・・
昨今の、日本の産業改革は目覚しいものがある筈ですし、けっして機械化と言う点では負けてはいないと思うのです・・・・
私には、何処かの業種で国内産業「保護」という機能が、公正な利益配分を邪魔をしているようにしか見えません・・・・
自民党がいままでやってきた政策の主たる部分は、圧力団体の利益誘導による一党独裁システムな訳なので、その部分に於ける無駄な、余分な、資金援助が、本来受けるべき人たちに回ってこない原因なのではあるまいか・・・・?どうでしょうか・・・・
これだけ経済大国になって、そしてそれを格差社会にする、しなければならなかった大元の原因は、全てそこに至るのではないですか・・・・?
お返事いただけると嬉しいです。

返信する
キーワードは自己責任 (管理者)
2008-04-07 22:06:47
豪州の平均賃金は年580万円で日本と大差はありません。しかし多くの人が不動産と株を所有しています。老後に備えた資産管理のノウハウは義務教育で教えられます。

豪州の年金制度は究極の投資と世界中から評価されています。豪州では企業と労働者が折半して年金基金を積み立てます(スーパー・アニュエーション)。この義務的な積み立て以外にも年間1500万円以内ならいくらでも増額できます。基金の運用(投資)は自己責任で、運用益は無税です。最初は小額でも好調な経済に支えられて55歳までには基金(アロケイテッド・ペンション)は巨額になります。25歳の労働者が年間50万円(月額4万円強)、企業が50万円の計100万円から出発しても、30年後には年金基金は1億円を越えます。

日豪のあまりの違いの原因は?
1)自己責任の豪州では年金基金は自分のものですが、日本は基金をお国が取り上げて運用益の一部だけを支給します。日本国民は利口ではないんだから国に任せなさい、ということです。国は国民の年金基金をアメリカの財政赤字解消に投資していますから利益はほとんど出ません。今後も支給額は減少するでしょう。

2)豪州の年金運用は民間で、日本は国が行っています。日本では税金でも年金でも政治家と役人が当然のようにつまみ食いをします。日本には巨悪を裁く機構がないので絶望的ですね。国民年金保険料の不払いは抵抗の手段の1つかも。既に破綻している国民年金で「若者は保険料を納付しろ!」と受給間近の老人が主張するのは変ですよね。

3)豪州の税金は基本的に、所得税と消費税の2つだけ。所得を得た時点で1度税金を払っているのに、日本では贈与税、相続税、道路、ガソリン、旅館、温泉、等々何重にも税金を取られます。それでも文句を言わない日本人のマゾ体質が変わらないと日本は年金はどうにもならないでしょうね。

月額35000円の年金なんてあり得ません。さらにこれから健康保険料や介護保険料などを天引きするそうですから将来的展望はゼロ。

老後の生活にせめて現在の10倍の月額35万円欲しいと思うなら、年金基金をハイエナのような役人に委ねずに民間で運用することだろうと思います。
それと、国民が自立、自己責任の意思を持たないと何も変えられないと思います。
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Unknown (ara)
2008-04-08 22:02:32
ありがとうございます。
いろいろと読めてまいりました。
ただ、日本での民間を頼りにするのはとてもできない相談です。
役所も無責任体制ですが、民間の株式会社も有限責任ですので、何の保証もありません、そのような事例も度々目にします。
どちらも責任を負わせなければ、役員としての価値は無いのですが、彼らは給料賞与だけは役員報酬なので、日本社会の絶対的矛盾でもあるのでしょう・・・
時々はスケープゴートで槍玉に上がる人がいますが・・・・
いろいろと分かりました、ありがとうございました。これからも時々はお邪魔するかも知れませんがよろしくお願いします。
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