10月14日(水)曇
ピースボートで15年間船医を務め、1000人以上の日本人患者を世界各国の病院に紹介した。1航海で800人くらいの日本人が乗船し、うち500人が基礎疾患を持つ高齢者。航海中に体調を崩したら、 日本の主治医が患者に持参させた処方箋と診療歴を英訳して現地の病院に紹介する。その時に困るのが日本の学位(博士号)と民間療法。医学博士の処方箋でエビデンス(科学的根拠)のない抗癌ワクチンや漢方薬が投与されているのだから先進国の医師は驚くし、東洋の魔術師を仲介する僕は恥ずかしい思いをする。