4月24日(金)快晴
第二次大戦中アウシュビッツ強制収容所で30万人の殺害に関与したとして起訴された老人の公判が21日にドイツ北部で開かれた。被告は元ナチス親衛隊のグレーニング被告(93)で、起訴内容を全面的に認めた。彼は1944年5月からの2か月間にポーランドのアウシュビッツで、収容所に到着したユダヤ人の所持品を記録し金品をベルリン本部に送る会計業務に従事した。1985年一度は不起訴となったが、2011年に収容所元看守が虐殺への直接関与がなくても殺人ほう助罪で有罪とされたことから再審となった。