8月10日(月)曇
マニラにある1571年建立のバロック様式の石造りの教会。第2次大戦の被災を免れたフィリピン最古の教会で世界遺産。広大な建物で、収蔵物も膨大。見学した時に結婚式が行われていたので、礼拝堂は見られなかった。城壁に囲まれたマニラ旧市街地には他にも見所がいっぱい。
8月9日(日)曇
車が激しく行き交う道路を横断しようとして、幅30㎝の安全地帯で立ち往生。派手にクラクションを鳴らしながら、選挙パレードがやって来た。候補者はプロレスラー?バイクの若者たちが続く。国政は財閥のたらい回し。腐敗も多い。政治の革新は若者の双肩にかかっている。
8月8日(土)晴
世界1周航海途上でマゼランは、1521年セブ島に上陸。住民を武力で恫喝しながら、スペイン王への恭順とキリスト教への改宗を強要。セブ領主、女王、400人の臣下がイスラム教を捨てて洗礼を受けた。フィリピンの人口は1億人。その80%はクリスチャン。スペインの勢力の及ばなかったミンダナオ島に今でもイスラム教徒が多い。
8月7日(金)晴
昨日ユミと別れてセブに飛んだ。機内はかなり窮屈。1時間半だから我慢できる。マニラ~セブ往復9000円は激安!スーツケース1個預けたら片道4500円の追加料金。それでも十分安いのだが…。ケアンズを出てから既に1か月が過ぎた。国会情勢が気になるので来週には東京に戻る予定だ。
8月6日(木)晴
銃の所持が放任されている米国やフィリピンでは、いつどこで強盗や殺人に遭遇しても不思議はない。マカティーやグローバルシティーでは、ほとんどの店舗に武装した警官や警備員が立っているから比較的安全だそうだ。それより銃の所持を禁止すべきだ。「安全は銃から」と信じる愚かな首相もいるけれど…。
8月5日(水)快晴
日本人富裕層がマカティー地区に次いで多く住むというグローバルシティーを偵察。サンタモニカを模して米軍施設跡地に1995年から開発中の未来都市。建設中のビルが乱立する。ジプニーの乗り入れ禁止、つまり貧乏人は住めないから治安良好というのが気にかかる。
8月4日(火)快晴
永住ビザを取得しようとフィリピンにやって来た。急速な発展を遂げているとはいうものの、住むのは10年早い。その頃には僕は生きていない。20-30年後にユミが老後を一人でこの国で暮らそうという頃には良い国になっているに違いない。少なくとも日本よりは未来は明るい。
8月3日(月)晴
昨夕ユミがマニラにやって来た。夕食は巨大モール「グリーンベルト」。マカティー地区の中心地に、公園を囲んで5つのモールが建ち並ぶ。モール内にはブランド店や高級食堂が軒を並べる。夜になると木陰のオープンテラスの飲食店に生演奏が流れ、南国の健全で安全なナイトライフを満喫できる。
8月2日(日)晴
1450年マゼランの初上陸以来、フィリピンは各国の侵略の対象となった。1543年スペイン領となり、1898年には米領となった。第2次大戦の1942年に日本軍はマニラを占領。米捕虜だけではなく住民も虐殺の対象とされた。住民は1946年の独立まで日本軍と戦い、反日感情は強い。
8月1日(土)曇時々雨
フィリピンは雨季。毎日午後になると激しい雨が1-2時間降る。深浦の日没は7時半だった。マニラの日没は6時15分。スモッグのせいか青空は見えないが、5時過ぎに空が明るくなった。タクシーはラッシュに巻き込まれたが、何とか日没に間に合った。
7月31日(金)晴時々雨
フィリピンは治安が良くないが、マニラの中心商業地区のマカティは例外。銀行、ホテル、ショッピングモール、ちょっとした会社や店舗まで、入り口には武装した警備員が立っている。銃で守られた安全地帯なのだ。都市機能は充実しているが、交通の便が悪く、道路の渋滞がひどい。