創造力と処理能力とコミュニケーションですよね。
よくよく精神論ばかり聞かれますが、結果にならない限り、それまでのこと。色んなタイプの人間がいて、それぞれのこなし方っていうのがあるのです。結果、会社に大きな利益と数字を齎したと自負できる企画・案件を幾つもやり遂げ、内外の評価も高く得ながらも、内部の軋轢によって状況が悪化してしまうことがあります。いつも足を引っ張るのは内部の人間。私にとっての敵は、仲間のはずの一部の上司と社員でした。彼らを懐柔できなかった、自分のコミュニケーション能力の未熟さを悔やむばかりです。
「意見の相違」を「不理解」と混同し、他人を認めない人。相手が誰であろうと、「あいつはどうだこうだ」と攻撃的な思弁を垂れ流す人。どうしようもない人達でしたが、前向きに結果を出していけば、自然と全て変わるはずだと思っていました。だけど、ある日突然、正直どうでも良くなってしまった。自分にとっても晴天の霹靂。まるで悪い夢からスーッと目覚めるように、退職の準備を考えていました。要は、「この会社から自分に返ってくるものは何も無い」と気付いたのです。金を稼ぐだけなら他にもアテはある。それだけのこと。
どんな仕事であれ、自己のパフォーマンスを出し惜しみしてはいけないと思うのだけど、あきらかに報酬とは不均衡な過重労働と、劣悪な環境に晒されて、自分が不利益と損害すら被っていると確信した場合は、その限りではないでしょう。むしろ、そういう状況に置かれた自らの失敗を恥じるくらいでは、そんな会社に対して、身を削ってまで何かを提供する気など起きようはずもありません。残念ながら、それも市場の原理です。そこにしかいられないと思う人は、そこにいるしかない限り、一生懸命やればいいだろうけど。
ちょっと怒りが篭っているのは、先月辞めたばかりのその職場の同僚で、私が1番慕っていた先輩が、過労とストレスで倒れた為です。血圧の異常で歩けなくなって、死ぬ1歩手前だったと聞き、今更ですが抑えきれないものが込み上げるのでした。今後の経過次第で何か行動を起こすかもしれません。
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