クアトロのシェフはクアトロの開店当初、仕入れた魚をノートに記録していた。
そのノートをのぞき見してみると、100種類以上の魚の名前が並んでいる。
その中に何とか鯛という名前は実に多い。
白身の魚で形が平たいものはすべて鯛の仲間になってしまう。
魚市場でも鯛と名前がついた方が高値で売れるから目出度いのだ。
さて、あなたは鯛と名前のつくものを何種類挙げられるだろうか。
5種類以上挙げられれば物知りである。
10種類以上は魚博士であろう。
クアトロ・シェフのノートから書き出した鯛と名前の付く魚は、
オナガダイ、アオダイ、キンメダイ、コトブキダイ、クロダイ、イシガキダイ、アマダイ、カガミダイ、ハナダイ、メダイ、マダイ、ヘダイ、オゴダイ、オキオナガダイ、イシダイ、コショウダイ、マトウダイ
17種類あった。
しかし、本来鯛と呼べるのは、この中だとマダイ、クロダイ、ヘダイだけ。
そして、今日はコロ鯛なる魚が入荷。
産卵直前の今の時期が美味しい魚だ。
しかも、良い魚体である。
少し寝かせてから、握りで食べたいと思うクアトロの父だ。
今日は、コロ鯛以外にも、魚充実しています。
昨日のクアトロ鮨はなかなかの盛況だった。
鮨は回転しないものの、お客様が回転すると大忙しだ。
お客様には、行き届かないことも多くご迷惑をかけたかもしれない。
それでも鮨ネタは好評だったと思う。
中でも、マグロは美味しかった。
このマグロはニューヨーク沖の本マグロ。
ボストンなどの大西洋のマグロは、太平洋のマグロと味が違う気がする。
もちろん、大西洋ならば旨いというものではないが、極上の大西洋マグロとなると、脂がトロリと溶ける特別な味わいだ。
クアトロのシェフも子供の頃、クアトロの父の仕事の関係でニューヨーク沖の本マグロに出会ったことが、その後の食に対する考え方に影響したと本人もよく口にする。
本当に美味しいものは、手の加えようがない。
もちろん、その目利きと食べ頃や、処理の仕方が大事。
本当に美味しいものを知って、その美味しさに敬意を払う調理人を目指していると云う。
そんな考え方の“おまかせ握り”今晩もご用意しております。
春の嵐でこのところ魚が少なかったが、今日は、旬の魚が揃ったので、今晩と明日の夜にお鮨を握ることにしたクアトロ。
もちろん日本酒も揃っている。
今日と明日は、ここがイタリアンだったということを忘れておこう。
天然本マグロ
スズキ
初カツオ
金目鯛
平貝
コハダ
しめさば
特上ウニ
シマエビ
本ミル貝
などを握る。
それ以外にも、シラス、海ブドウ、メバル煮付け、ホタルイカなどもおすすめです。
ただし、ご予約の上ご来店ください。
また、お鮨は回転しませんのでご了承ください。
※今月29日昭和の日は、水曜日ですがクアトロは営業します。
尚、30日木曜日に代休をいただきます。
僕は二歳。
ちょっと早いけど、今日は僕の二歳のお誕生日のお祝い。
僕の大好きなアンパンマンのケーキをママが作ってくれた。
そしてみんながお誕生日のプレゼントをくれました。
とってもうれしかったです。
じいちゃんたちは、僕のお祝いだからと云ってワインを飲んでいます。
なにかお祝いがあるとワインを飲んでいます。
ワインは嬉しい飲み物みたいです。
今、私の願いごとがかなうならば、刺身が欲しい
この背中に鳥のように翼を付けた魚をください。
大海原に、翼をひろげ飛んでいるトビウオよ
さぞかし、お前は美味しいのだろう。
そんなお客様の願いをかなえるトビウオが入荷した。
春から夏に旬を迎える魚だ。
その翼や流線型の美しい体型、節制された骨格、脂身の少ない肉質、それらの全てが大海原を飛ぶために準備されている。
しかしトビウオは何のために飛ぶのだろうか。
クアトロでは、鮮度の良いトビウオをタタキにする。
子供のとき夢見たこと、今も同じ夢に見ている。
この大空に翼をひろげ飛んで行きたいよ
トビウオのタタキにクアトロの父おすすめの日本酒や白ワインを合わせると、翼をつけて大空を飛びたい気分になることだろう。