ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

明石八兵衛参上

2011年05月14日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo あっしは、明石八兵衛。
クアトロの厨房でブラブラしているやっかいものだ。
好きでブラブラしているわけでもないが、五月の風に煽られているのは気持ちが良い。
「スタちゃんのとこは、何でもありだから、この干しタコ持ってかない」
と、魚市場の仲買さんが明石産天日干しのあっしをクアトロに推挙した。
どうやら、ここはイタリアンなのであっしには不似合いなところらしい。
まあ、あっしには関わりのないことでござんす。
たしかに、この店は変わった店だ。
ブラブラしているあっしのところから見えるものだけでも変わっている。
本格イタリアンらしいパルミジャーノの大きなかたまりがあったり、足付きの生ハムがあったりすると思えば、魚の黒板メニューには岡山のタイラ貝、鹿児島のウマヅラハギ、長崎のイサキ、千葉のスズキ、赤穂の生カキ、沖縄の海ぶどう、富山湾内産のホタルイカなど鮨屋のような品揃えもある。
ブラブラと店内を観察していると、シェフがあっしに頭をぶつけている。
じゃまだなあと云っているが、あっしのせいではない。
さてさて、明石八兵衛の運命やいかに。

コメント
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