ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

天使と悪魔とズワイガニ

2009年05月15日 | パスタの話

Photo 秘密結社イルミナティーの暗号に導かれ、聖なるパスタの殿堂クアトロ・スタジオーネにやってきたラングドン。
クアトロの入口には、天使の導きなのか悪魔の誘いなのかとても良い香りを発するニオイバンマツリが置かれている。
意を決して店内に入ると、黒板には美味しそうな魚の名前が書かれている。その中に馬頭鯛のアクアパッツァ¥1800なるものがあり注文すると、馬頭鯛とは聖ペトロの指紋と呼ばれる魚であった。これこそイルミナティーの仕掛けた罠なのだろうか。
しかし、この聖ペトロの指紋のアクアパッツァを美味しくたいらげたラングドンはイルミナティーの挑戦に勝ったと思った。
Photo_2 さらに、北海道産本ズワイガニのオーロラソースというパスタを注文したラングドン。
しかし、これこそがイルミナティーの仕掛けた罠であった。本ズワイガニが一杯丸ごと使われ、ソースにはトマトと生クリームを使っている。そのパスタを見るかぎりは天使の贈り物と思われた。ところがその味わいは悪魔のなせるものであった。カニをほぐしつつ食べ進むといつの間にか、食べる者たちを沈黙の世界へと導き、時を忘れさせるのであった。
ラングドンはクアトロに仕掛けられたイルミナティーの罠から脱出出来るのだろうか。
ズワイガニのオーロラソースは¥2400で発売中である。これは安すぎる。決して注文してはならない。

コメント
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