ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ボルゲリ・ロッソ2007

2009年05月12日 | ワインの話

Photo イタリア・トスカーナ州ボルゲリ地区はイタリアを代表する偉大なワインの産地となった。この地の可能性を世に知らしめたのは、「サッシカイヤ」「オルネライヤ」の作り手達であった。さらに、レ・マッキオーレの「パレオ」というワインが登場し、ボルゲリを代表する三大ワインとなる。いわゆるスーパートスカーナの時代を築いたワイン達である。
この三大ボルゲリの中でも、レ・マッキオーレ以外は貴族の出身である。現在もトスカーナのワインは伯爵や男爵の作るワインが多い。その中でレ・マッキオーレはエンジェニオという一人の農夫が苦労して作り上げ成功したワイナリーである。現在もこのレ・マッキオーレを目指してワイン作りをするトスカーナのワイナリーも多い。
しかし、レ・マッキオーレのエンジェリオは国内外から最高の評価を勝ち取った2002年に若くして他界してしまう。レ・マッキオーレは高額で買収しようとする資本家が数多く名乗りをあげるが、パレオを作る当初から一緒に苦労をしてきたチンツィア夫人が夫の意志を継いでワイナリーを維持していくこととなる。
そのレ・マッキオーレのベースラインのワインである「ボルゲリ・ロッソ」の最新ビンテージ2007が入荷した。毎年このボルゲリ・ロッソのビンテージを追いかけているクアトロの父である。2007はとても果実味の豊かな出来映えと思う。
チンツィア夫人はエンジェニオは今もブドウ畑にいると云っている。そんな物語のあるレ・マッキオーレの「ボルゲリ・ロッソ2007」をクアトロで味わってみませんか。

※昨日、このボルゲリ・ロッソを半分飲み残して、ご自宅に持ち帰るというお客様に袋にしまったワインをクアトロの父は渡し忘れてしまいました。あわてて、追いかけましたが間に合わず、大変に申し訳ないことをしました。後日来店の折は、新しいボトルを開けてお渡しします。渡し忘れたワインはクアトロ家でエンジェニオとチンツィアの味わいを堪能させていただきました。

※明日とあさって、クアトロは二日間の大型連休に入ります。

コメント (1)
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