伊賀市、郊外と云うにはちょっと無理がありそうな、滋賀県甲賀「信楽」に近い山里「諏訪」で見掛けた茅葺き民家。
諏訪は陶器の里「信楽」を最短距離で結ぶ国道422号線、山間部にぽっかり拓けた谷間盆地に古き良き景観を残す里山地域です。
しかしここもやっぱり時流には抗えず、若年人口の減少で市立の「諏訪保育所」はこの三月に閉園、地域の小学生が通う丸柱小学校の統合問題も机上に登っている。
集落の中心、諏訪神社近くの交差点から東に伸びる集落の東端近の高台に茅葺き民家が残って居た。
目の前の菜園には、ちょっと声を掛けて見たいほどリアルな案山子が居たりしてビックリ・・・・それにしてもこのリアルさはすごい。
茅葺き民家は、在所道から坂をちょっと登った高台、いかにも里山農家風入母屋造り・・・・。
右手入母屋部分ブルーシートが掛けられ、茅もそろそろ寿命を迎えて居る。
背後に廻ればこんな風・・・僕の山城でも一般農家では、このような家根型が多かった。
この茅葺き屋根も近々もう見られなく成ってしまうかも・・・・・・。
向かいには、スッキリ赤い覆い懸け屋根に替えられた民家が田植えの夫婦越しに見え、いかにも里山らしい景観を醸し出して居た。
撮影2013.5.5