今年になって、縄が新しく新調されたので写真を前回ブログの上に UP、更新します。
今年の縄は去る一月五日、七人衆と呼ばれる人たちの手により掛け替えられたらしい・・・
近くで農作業中の人に聴いたのですが・・・昔はこの道が旧街道で、まっすぐ木津川の浜まで続き、浜から船で下流へ、町へと行ったらしく、縄の傍らにある灯篭は街道の常夜灯だったらしい。
まあとにかく新しいものは、やっぱり新鮮、どこか有難さも倍増している・・・
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ひょんなところで思いもかけない勧請縄に出逢って、本格的撮影は来春まで待つとしても忘れぬうちにUPです。
緑の松や樫の葉は既に茶色く変色、掛け渡された縄も相当疲れて居ますが、まだ原型をとどめています。
我、南山城旧加茂町井平尾集落は国道168号線が和束町方面に延びる府道5号線との交差点付近、和束川が木津川に注ぎ込む河口右岸の小さな集落。
その東端和束川右岸、菜切り橋対面に緑深い鎮守、春日神社が鎮座しその傍ら在所道両側に鉄製ポールを建て、道路を跨いで勧請縄がかけ渡されて居る。
縄は約5m足らず、3ヵ所に今や変色してしまった小勧請が吊り下げられ・・・・
縄の中央部上部には矢を整えた弓が天を射す様に設えられて居た。
古くはこの道が在所への入口であったのだろう・・・・。
今でもその名残を留める様に、集落の神聖な場所として勧請縄がかけ渡されて居る。
弓矢の設えられた勧請縄は近江に多いが山城、大和高原域では見たことがない。
撮影2013.6.4:2014.1.15