昨日、車の中でラジオを聴いていると、クラシックのイントロクイズをやっていました。そのとき問題の一つとして出題された曲が、バッハ作曲の「管弦楽組曲第3番 ニ長調(BWV1068)の第2楽章」でした。曲名をこう書くと分かりにくいかも知れませんが、超有名な曲なので、ほんの少し出だしを聴いただけで、多くのリスナーが正解されたようです。ところが正式なこの曲名を答えた人のほかに、通称の方を答えた人がこれもまた大勢いらしたそうです。この曲の通称(愛称)は「G線上のアリア」です。こちらの名前の方がよほど有名なになっているので、これなら皆さんもよくご存じだと思います。
でも実は正確にいうとこの二つの曲は別物なのです。ラジオではそこのところをきちんと説明した上で、「今回は『G線上のアリア』と答えた人も正解にします」、と言っていました。
さて、これはどういうことかと言いますと、「管弦楽組曲第3番」というのはバッハが18世紀の初めの頃に作曲した曲なのですが、19世紀の終わり頃になって、その中の第二楽章をアウグスト・ウィルヘルミというバイオリニストが、バイオリンとピアノのための曲に編曲(アレンジ)したものが「G線上のアリア」なのです。その際、ニ長調で書かれている原曲をハ長調に転調して、バイオリンで弾くと、四本あるバイオリンの弦のうち、G線一本だけで弾けてしまう、ということから、「G線上のアリア」と呼ぶようになったのだそうです。つまり、バッハの原曲はニ長調の曲。一方、ウィルヘルミが編曲した「G線上のアリア」は、ハ長調の曲(しかも1オクターブ下げている)ということなのです。
さて、これは言葉で書いても分かりづらいので、実際に二つの曲を聴き比べてみましょう。こういうときにYouTube があると本当に便利ですよね。
バッハ作曲「管弦楽組曲第3番 ニ長調(BWV1068)第2楽章」
バッハ作曲、ウィルヘルミ編曲「G線上のアリア(ハ長調)」
ニ長調の方は、美しくて麗しい、清楚な夢の世界のような感じがします。一方、ハ長調の方は、とても落ち着いていて人の心の奥深くに響く、いぶし銀のような世界を感じます。ハ長調の演奏も渋くていいですね。皆さんはどちらがお好きですか?
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でも実は正確にいうとこの二つの曲は別物なのです。ラジオではそこのところをきちんと説明した上で、「今回は『G線上のアリア』と答えた人も正解にします」、と言っていました。
さて、これはどういうことかと言いますと、「管弦楽組曲第3番」というのはバッハが18世紀の初めの頃に作曲した曲なのですが、19世紀の終わり頃になって、その中の第二楽章をアウグスト・ウィルヘルミというバイオリニストが、バイオリンとピアノのための曲に編曲(アレンジ)したものが「G線上のアリア」なのです。その際、ニ長調で書かれている原曲をハ長調に転調して、バイオリンで弾くと、四本あるバイオリンの弦のうち、G線一本だけで弾けてしまう、ということから、「G線上のアリア」と呼ぶようになったのだそうです。つまり、バッハの原曲はニ長調の曲。一方、ウィルヘルミが編曲した「G線上のアリア」は、ハ長調の曲(しかも1オクターブ下げている)ということなのです。
さて、これは言葉で書いても分かりづらいので、実際に二つの曲を聴き比べてみましょう。こういうときにYouTube があると本当に便利ですよね。
バッハ作曲「管弦楽組曲第3番 ニ長調(BWV1068)第2楽章」
バッハ作曲、ウィルヘルミ編曲「G線上のアリア(ハ長調)」
ニ長調の方は、美しくて麗しい、清楚な夢の世界のような感じがします。一方、ハ長調の方は、とても落ち着いていて人の心の奥深くに響く、いぶし銀のような世界を感じます。ハ長調の演奏も渋くていいですね。皆さんはどちらがお好きですか?
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川口市でピアノ教室を開いております。
ブログ村で先生のブログいつも拝見させていただいております。
バッハの管弦楽組曲第3番 ニ長調(BWV1068)第2楽章はとても好きな曲です。
ハ長調は初めて聴きました。ハ長調もいいですね。落ち着いていて穏やかな感じがします。
またブログ楽しみにしております。
久しぶりに、私もG線上のアリア聞きました。バッハの音楽って、不思議と人の心を穏やかにしてくれるパワーがありますよね。
偶然YouTubeでピアノデュオのリベルタンゴを見てこちらのブログにたどり着きました。
とても素敵なアレンジですね。もしよろしければ楽譜の出版社名等教えていただけませんか?
リベルタンゴの連弾譜、シンコーミュージックのものです。アレンジは、Kyoko Yamamotoとなっています。
とても、楽しい連弾のアレンジでした。お試しください。
リベルタンゴの連弾譜、教えて下さりありがとうございました。すぐにお返事いただけて、とても嬉しかったです。
さっそく注文いたしました。今から楽しみです。
これからも頑張ってください。御活躍を楽しみにしております。