花々が咲き誇り、庭のジャスミンからいい香りが匂ってきます。音楽を存分に味わうには聴覚はもちろん嗅覚や視覚そして味覚など五感すべてを使うことが必要だと思います。そういった感覚の一つひとつが音楽表現の中に息づいているからです。そして、私たちピアノを弾く側にとっては五感の中でも触覚が大切です。鍵盤に触れるときの指の感覚です。普段指先を使わない人にはピンとこないかもしれませんが、指先というのは実はかなり細やかな感覚を持っていて、訓練しさえすればものすごく繊細なセンサーの役目を果たしてくれるようになります。点字が発達したのは、まさにその指先がかなりの能力を発揮しているからですね。
ピアノを弾く時、指先でピアノのキーに触れる。このときの感覚。微妙な動かし方や接点の位置、角度、接触時間の長さ、そしてもちろん強さなどによって音が変わります。そのときに出てくる音と指先の感覚の関係というものは実際に何度も繰り返し体感して覚えていくしかありません。「この音を出したい時は、手はこう動かす、指の角度はこう、そしてスピードはこのくらい」など、一人ひとり自分の手の大きさ、指の強さなどに応じて、自分なりに探り当てていく。自分がもっている耳と指先の感覚を研ぎ澄まして神経を集中して、これだという音を作っていく。そしてそのときのタッチの感覚、指先の感覚を身体に覚えこませて、自由自在に使いこなせるようにする。この繰り返しと積み重ね。これが練習です。際限なく続くこの練習の向こうに、きっといつかは自分のピアノから虹色の音楽が、かぐわしい香りとともに流れ出てきますように
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