Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

口をパクパクさせた

2020-10-21 | 雑感
久しぶりの見えるシュヴェツィンゲン離宮だった。前回は二三年前の暮れのオペラだったので、全く見えなかった。今回も18時車庫入りを目指して二分ほど早く着いた。タブレットの日時計を見ると18時20分ほどが日没、50分過ぎまでが薄暮だったので兎に角散策に行った。

離宮は入り口からマスク着用になっていて、まだ通常に開門していた。庭内では状況を見て外してもいいことになっていた。門番にティケェットを見せて入った。正面へ一寸出かけた。足元は靴を傷めないか心配していたように砂利であるが、思っていたよりも砂が細かくそこ以外に角が当たるようなことはなかった。更に地面が乾いていたので水溜りなどが無くて出来るだけ砂利の浅いところを選んで歩けた。靴の底にも痕跡が残っていない。

比較的近いところで噴水の写真を撮っておいた。普段は人が沢山いるので意外に通常は無人の情景は撮れない。これだけでも価値があった。残念ながら予想されたような晴とはならずに、夕日も夕焼けも無かったが何とか撮影出来た。

右奥には19時30分からコンサートの開かれるモーツァルトザールが見える。灯が煌々と輝いている。暗くなりかけたので、遠回りしてウイングの端からそちらに近づいた。反対側のウィングの端にはロココ劇場があって、そこに行く時が多い。もう一つの室内楽ホールのヤークトザールはその手前である。だから帰りはそこから近い通用門から出れるので駐車場もそちらの方を選んで停めるのだが、今回は初めて反対側の駐車場に停めた。

駐車料金は、17時58分入車、21時30分支払いで3時間32分で4ユーロ80セントだった。安くはないが、通常の入場料金が19時までで7ユーロであるから、それよりは安かった。初めての駐車場なので最短ルートはナヴィに任せたが、結局道路工事中で大回りをした。門までの間に綺麗なWCがあったのも良かった。しかし帰りは結局マンハイム経由で戻って来た。帰宅すると22時を過ぎていた。

今回は衣裳の関係で、新品のマフラーを取っておいて、今迄の毛の分厚いマフラーをマスク代わりに使った。移動の時はサージカルマスクが使いやすいが、今回の州の新規制で急遽コンサート中もマスク着用となったのでの対策であった。実際に使ってみた。

先ずは、サージカルも外しただけでマフラーの中にフィルター代わりに置いておいた。理由は明るいところで外して何だかんだとするよりも実質を選んだからで、マスクの上からマフラーを巻き付けているのかどうか分からないので、誰も不安に思う事はないからだ。実際にはエアロゾールにはフェースガードと効果は変わらない。要するに無用である。吸気には効果だが、呼気にも甚だ効果は薄い。

法律がマスクとしなかったのは、サージカルマスクや防ウイルスマスクの供給に限界があったからで、飛沫を防ぐだけならば口と鼻にハンカチを押さえ付けていた方が効果がある。そして近郊交通機関だけでなくマスクをしていろというのは意味の無い指示なのである。本格的なマスクをそんなに長く着けられる人はあまりいない。フクシマの作業員のようなものである。

さてマフラーの使い心地は、ある程度隙間を空けてもメガネが曇りがちになった。それはサージカルマスクでも同じなので、密閉度にはそれほど関係が無いということだ。しかし、二時間近くのコンサートと座談会が済んで、戻る時に息苦しさを感じた。やはり呼吸困難になって口で息をパクパクさせていたように感じる。やはり個人的には健康に悪いだけだ。絹ならばもう少しは快適になるだろうか?



参照:
公演続行を最優先に 2020-10-20 | 文化一般
暮れの夜のロココ劇場 2017-12-30 | 生活
生きてる内にもう一度! 2007-10-03 | 文化一般
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