Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

他人迷惑なプロテスター

2020-10-27 | 雑感
西ドイツは殆どが赤色になった。新感染者数指数が十万人中50人を超えた地域である。東ドイツはベルリンを筆頭にドレスデンなど主要都市は赤くなりライプチッヒだけが辛うじて23.8とまだ安全圏にあるだけで、第一波期と異なってスキー場から遠い東へと感染が広がっている。だから感染者数も多く若い人の数が増えている。それが特徴である。しかし、新たに感染した地域では当然危険な層にも広がって死亡者も増加する。

それでもラインラントファルツ州も十万人中の死亡者数が一人増えて、7人と悪化した。夏まではオーストリアも同程度だったのだが、あちらは自慢の医療システムが崩壊していなくても11人と急増した。同規模のベルリンが同じ7人で医療が完備していることを示している。

そうした状況の中でワイン街道は何とか超えずにいるのだが、既に50を三度掠めているので、何時までもつか分からない。州全体の指数は71で、ザクセンとニーダーザクセンの間にある。最高値はベルリンで132。先ずはベルリンをシャットアウトしなければ始まらない。

フランクフルトのヘッセン州も114で、市の200前後へと上昇している。フランクフルト市は、明日から更にマスク装着を徹底するようで、終にアルテオパーは装着義務となった。その一方反対派デモはマスク無しでやらせていた。要するにそうしたプロテストが起これば起こるほど規制が厳しくなってくる。大変迷惑な主義主張の発露である。後手後手に回る対応がユダヤ人市長の遣り口で、ベルリン市の政治家と同じように役に立たない。

ベルリンの方も性的な欲求の発散の為のクラブ文化とやらで数百人がフェチパーティに集い、それらを裁きに引きづりだすとしているが、罰金などでは到底堪えない連中で、性的な犯罪者は始末が悪い。

ベルリンもフランフルトもシャットダウンの機を逃したようで、待っているのはロックダウンだけとなった。200を超えてからは上下はあるかもしれないが、500人寄れば一人の陽性者がいるようなところでは大掛かりな催し物などは不可能である。

そこからアルテオパーでのマスク着用は当然であるが、距離は開いていても感染者が居るところでどれだけのフィルターを掛けても空中をコロナウイルスが飛び交うような状況は避けがたい。そのようなことを繰り返していれば舞台と客席の間でも感染が起こることもあり得る。最早限界域に近づいてきている。第一次の三月よりも遥かに感染の危険性は高い。やはり自信の無い人は出かけては駄目だろう。

個人的には絹のマフラーを利用する心算だが、安全を考えるとサージカルマスクでも足りないぐらいだ。しかし息苦しい思いをしている訳にはいかない。せめてもフランクフルトやバーデンバーデンに出かけることぐらいは問題が無いので駐車場から駐車場へと戻ってくるまでの事である。ザルツブルク音楽祭とどちらが安全かはそれ程明白ではない。やはりスポーティーな判断と行動が必要になる。



参照:
音楽会マスク着用様々 2020-09-20 | 雑感
折り返し点での喧騒 2020-08-18 | 文化一般






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