Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

福一バイパス放水の影響

2014-05-17 | アウトドーア・環境
夕方走りに出かけた。夕飯の買い物の序もあった。前夜の肩の痛みをもう一晩過ごしたくなかったので体を解したかった。夕方であるから心臓への負担を考えずに飛ばしてみる。峠への近くで可也息が上がったが、なぜか万歩計は12分で止まっていた。一度同じようなことを経験したがその理由は今回も分らない。降りてきた時刻や歩数を見ると、登りは20分前後だったと思う。今週は月・火・木と走っている。

途上の車上で16時からのラディオ番組を聴いた。リスナーの質問に当日の専門家が答えると言う番組で、主婦や御年寄りがリスナーとなっている番組だろう。今回は海洋学者のおばさんがゲストで、その主題は海洋汚染だった。そしてリスナーの質問の主体は、今週報道された福一のバイパス放水事件の影響である。

正直、この放送局SWR文化波でもこの事件に関する情報は聞き漏らしていたので驚きなのである。少なくとも南ドイツ半域でとてもよく知られている日本の最新事件であるようだ。シュツッツガルトからのおばさんは、「日本のお陰で海洋魚が食べれなくなる」と文句を電話口で語っている。全てテプコのお陰である。

海洋学者は、どの魚が安全とかは言えないが、グリンピースのサイトが参考になると話して、「鯉や鱒なら」と冗談になっていた。しかし彼女が言うのも事実で、核開発の核実験以降地球の生態系は新たな影響を受けるようになり、更に今回のフクシマ禍がそれに加わると言うのだ。なるほど、福一からの潜在的な海洋への放出量は途轍もない量になることは分っている。そしてそれが世界中の海に影響を与えることも予測されている。しかし現状でドイツの食卓に与える影響をとやかく言うのは、寧ろ流通や検査の問題だと認識している。若干、誇大化しているような感じがした。

それは、内部被曝に関する今中氏のバンダジェフスキー論文批判とも関連するが、既に体内にあるカリウムなどの影響とそれ以外の内部被曝の影響を吟味しなければ、内部被曝の実際に関しても科学的な考察は出来ないに違いない。ホメオパシーの議論ではないが、内部被曝の影響に関しても電磁波などと同じように、その影響を云々することが難しく、その匙加減を間違うと、科学的な考察から離れてしまう恐れがある。

余談ながら、詳しいタイムテーブルは知らないが、鼻血問題と放水実施が同時に起こっているのは偶然とは思えない、参議院選挙のときと同じ光景である。



参照:
一体どうなっているのか? 2014-05-15 | BLOG研究
なにが嬉しくて被爆したいのか 2011-03-29 | 雑感
世にも奇妙な鼻血の社会 2014-05-13 | 雑感
コメント (2)
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