Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

乾いて動的な爽快感

2014-05-14 | 試飲百景
ブュルクリン・ヴォルフ醸造所で2013年産グーツリースリングを試飲して購入した。とても酸が強く、この二年間を跳ね返すほど素晴らしく活き活きとしたグーツリースリングである。これならば上のものを飲むまではこれで十分楽しめる。新たなフォルスターリースリングも試したが、これはペッヒシュタインの落としもので進化を示すには時間が掛かるかもしれない。ウンゲホイヤーが殆どかと思ったほどスパイシーだが、玄武岩の風味は感じなかった。スペインから若者が訪ねてきていた。

そもそもこの醸造所はリースリング愛好者には喜ばれる鋭い酸が売りであったために、多くの白ワイン愛好者にはあまり喜ばれなかったのだが、ブルゴーニュシステムの導入と辛口グランクリュへの指導、ビオデュナミから天然酵母醸造へと動くようになって酸の分解と残糖を考えるようになったために若干酸の鋭さに欠ける嫌いがあった。

しかし2010年に続き2013年のこの鋭い酸は、収穫量が半減した2013年に下位のリースリングにおける早落としの影響のようである。これほどまでに活き活きとしたグーツリースリングは珍しい。早飲みには違いないだろうが、年内は十分楽しめるのではなかろうか。その証拠に本年度からスクリューキャップを導入していて、寝かせないワインであることの宣言となっている。勿論、上位のそれも可也風味の良いリースリングとなりそうである。

先週目星がついたボールダの課題を解決した。最後の二手がまだだったところである。結局、両手で細い4ミリほどの手掛かりを使って、左足膝の位置にある足掛かりに左足を乗せるところまでは前回通りであったが、その後その体勢で右手の手がかりを替えることが出来ないので、右の外に足場を求めた。それに右足を乗せることで、右手が外せて、上部の鼻に手が掛かった。予想していた左手のもう一つ上の細い手掛かりへの持ち替えは必要が無かった。右の鼻を掴まずに左手の餅替えで登るとするともう一つ技術程度が上がりそうだが、そうなると転落を考えてクラッシュパッドが欲しくなる。

その勢いで左側の課題に再挑戦してみた。手掛かりを動的に握り替える必要があった。もし制的な動きを追求すると右側の課題よりも難しくなりそうである。それ以前に不可能と思っていた更に大きな壁のアクセルシュヴァイスというのが何とかなりそうになってきた。序に試してみたが、右足に立てれば立ちスタートで何とかなるかなといった按配になってきた。ボールダリングは、小まめに試すことが出来て、課題に集中することで得られる技能に他ならないが、雨降り後でも適当な課題を見つけられる利便性も見落とせない。風が強く陽射しが強かったので結構良い状態であった。

お陰で夜中には肩の痛みで何回も目が覚めた。更に背筋等を極度に緊張させてフィックスするので背中に痛みが走った。早速風呂に使って就寝したが、朝起きして一っ走りすることでその緊張が漸く解せた。沢沿いを18分、2700歩ほどであったが、長いラストスパートをかけられたのはとてもよい傾向である。



参照:
詰め将棋のような運動 2014-05-10 | アウトドーア・環境
07年産を吟味、11年産を試飲 2014-01-29 | ワイン
コメント (2)
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