Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

なにが嬉しくて被爆したいのか

2011-03-29 | 雑感
本日用事があって地元の動物・植物食品衛生局の局長を訪問した。話の中で日本のほうれん草のことを挙げた。放射線を浴びていると輸入出来ない場合などは、チェルノブイリで経験済みで、今回は丁度反対方向の制限となると話していた。正直なところ今の日本は笑いものである。先月ぐらいにBBCの番組で長崎・広島の被爆者がブラックユーモアになっていたとして日本人が抗議していたが、現在の放射線好きの日本の現状は、広島長崎の被爆をも愚弄し兼ねない嘲笑の対象でしかない。

自衛隊が子供騙しの放水をしようが、消防隊が決死の努力をしようが、職業的社会的責任を感じて原発に居残る人間も全てカミカゼで片付けられる。笑いものである。

東電は設備投資さえしておけば、水素爆発を食い止められたと言われている。FAZの情報であるからドイツの会社が何年か前に水素抜きのオファーを出したにも拘らず相手にしなかったようだ。爆発さえしていなければ今のような垂れ流しは避けれたのかもしれない。

なにが嬉しくて、何度も何度も懲りずに放射線を浴びているのかと思わせるからである。それどころか、食品などの安全基準のハードルを引き下げようとするスーパーの親方の魂胆などは、食料の供給不足の問題よりも将来的な日本の農業や業業などを全く考えていない証拠である。一旦基準を落としてしまうと、食品どころか工業製品までメード・イン・ジャパンはチャィナとと同じぐらいに危ないとなって、産業を自滅させることになるのだ。

サルコジ大統領が東京を訪問すると言う。今時来京するのは香具師しかいない。フランスのエネルギー政策もあるのだろうが、余程のリベートを受け取って商売をしようという裏があるに違いない。

ユダヤ人の医師グループが被災地で献身的な医療をしているという。咄嗟には思いつかないが、なにか黙示録にその行動の原典となるものが見つかるのかも知れない。いづれにしても終末がそこで語られる。

日本人一人一人にも健康な環境で健康な生活を営む権利が憲法で保障されている。しかしなぜ日本人はそれを強く主張しないのか?死の恐怖に追いやられた人間は無気力になるか、暴走するかのどちらかであろう。節電などとほざいているときではないのだ。



参照:
パニックの裏側の集団心理 2011-03-16 | 歴史・時事
ハイエナ経済のバベルの塔 2011-03-18 | 歴史・時事
健康・環境被害とは風評なのか? 2011-03-19 | アウトドーア・環境
はなの憂鬱 - 情報操作 2011-03-21 | アウトドーア・環境
風評より遥かに恐ろしい風雲 2011-03-23 | マスメディア批評
プルトニウムはまだかいな 2011-03-24 | アウトドーア・環境
遥か遠く福島への認識の侵食 2011-03-28 | 文学・思想
輪番停電という外出禁止令演習 2011-03-13 | マスメディア批評

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